カテゴリ:健康に関する話題
私の90歳になるおふくろに市から通知が届いた。
いままで要介護状態区分が「要介護4」と判定されていたのだが、今回から「要介護5」に変更すると。 要介護度区分は、軽いほうから要支援、要介護1~5とみんなで6段階ある。 そのなかで一番重い(悪い)のが「要介護5」である。 要介護5とは「身のまわりのことがほとんどできない」「歩行や両足での立位保持などの移動の動作がほとんどできない」「自分で排泄管理がほとんどできない」「自分ひとりで食事がでほとんど摂れない」「問題行為が多くみられることがある」「理解の低下が全般的にみられる」というのが判定の平均的な基準になっている。 私のおふくろも最近からだの状態がどんどん衰えて悪い方向にあることはよくわかる。 家にいるときでも、悪戦苦闘がしばしばあるので、きっとディサービスの施設においても、相当負担増になっていることは容易に想像出来た。 これら情報が面倒見て管理してくださるケアマネージャーの方へも連絡がいったのだろう。 きっと施設の方から認定アップの要望があったのだろう。 なぜなら、要介護4と5ではお世話をする報酬が違うのである。 当然手の掛かる人への介護に、それなりの介護費用アップは必要なことだ。 先日その話しがあり、その判定のためには掛かり付けのお医者さんから診断してもらう必要がある。 その掛かり付けのお医者さんは、かなり厳しい判定で有名な方。 簡単に4から5にアップする判定は難しいという評判の方らしかった。 でも今回、所定の手続きを取った結果「要介護5」の判定になった。 いままで月30万6000円だった介護費利用限度額が、今度は35万8300円になるという。 月27日施設にお願いが可能だったのが今度は月30日まで増える。 いままで月31日の月は日曜はほとんで家で面倒見なければならなかった。 せっかく休みの日曜日も誰かが家にいて面倒を看なければならない。 妻も息子も仕事でいなければ、当然それは私にその負担がかかっていた。 私を産み育ててくれた大事な母親だから、間違っても嫌とはいえない。でも正直キツい。 夕方5時から翌朝8時過ぎの約15時間が家で面倒見る時間で、他の9時間は施設にお願い出来る時間だ。 だから、限度日以外に施設にお願いして、オーバー分は自己負担をしていた。 それとは別に何日間か宿泊込みで面倒見てくれるショートスティという制度があり、大体毎月3泊4日でお願いしている。 その間だけが我が家の自由な期間となり、私たち夫婦は一泊旅行をしているのである。 こうでもしないとストレスが溜まるばかりだから。 介護に縁がなくお金だけ徴収されている皆さんには申し訳ないと思っているが、我が家にとっては、介護保険サマサマである。 ここでもう一段アップしたことは、おふくろの状態を考えたら決して喜べないのであるが、現実の姿からみたら実は有り難く感謝する判定なのである。 本音は介護保険のお世話にならず、ある日突然コロッと逝けたら一番いいと思うのだが・・・・ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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