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2008年10月09日
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カテゴリ:国際問題
ノーベル物理学賞に3人、ノーベル化学賞に1人と、今年のノーベ賞に日本人が4人も受賞とは驚いてしまった。
まだまだ日本人の実力は捨てたものでないと嬉しくなった人も少なくなかろう。

でもよくその中身を知ると、人は勝れているけど、国が進めていることは逆のような気がする。
頭脳流出で海外で研究を重ねて今回の受賞になった人も2人おられる。
日本ではまだまだそういう研究を進めて行く環境が弱いことが浮き彫りになり、手放しで喜べないようだ。

さらにこんな発表があった。

『スイスの民間研究機関・世界経済フォーラムは8日、08年版の世界競争力報告書を発表した。
競争力トップは前年に引き続き米国で、日本は昨年より1つ順位を下げて9位だった。』


日本は、技術革新や企業活動で世界最高水準の競争力を持つとされた。
一方で、政府債務の項目が調査対象134カ国・地域の中で下から6番目の129位。
「政府予算の無駄遣い」が108位。
「財政赤字」が110位。
「農業政策のコスト」が130位で、非効率な官僚制と税制が最大の問題だと指摘された。



何のことはない。
民間の実力は世界水準に劣らないのに、これまで行なってきた政治というか行政のあり方がお粗末なためにこんな「ダメ日本」にしてしまっているのではないかと思ってしまった。
長年の自民党政治と特権温存主義の官僚がこういう結果を招いたと言っても過言でなかろう。
やっぱり政権交代が容易に出来る日本にしないとダメではなかろうか。

ただ、1位のアメリカがサブプライムローン問題がきっかけで、いまや世界同時恐慌へ向わんとしている姿はこの調査以後に起こっているため、あらためて調査し直したらどうなるのかという疑問が残る。


なお、ランキングは、各国の経済データや企業トップへの調査などを基にした110余りの項目を指数化して算出しているという。

 ◇各国競争力ランキング

(カッコ内は昨年の順位)

米国     1(1)

スイス    2(2)

デンマーク  3(3)

スウェーデン 4(4)

シンガポール 5(7)

フィンランド 6(6)

ドイツ    7(5)

オランダ   8(10)

日本     9(8)

カナダ    10(13)






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最終更新日  2008年10月09日 23時15分37秒
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