オニャンキーの世界

冒頭に写真をアップ。
これはいまから４８年前の写真である。
私は１８歳。妻は１７歳のときで、まだまだ結婚などまったく意識していない時のもの。
私の向って左側にも３人の美女が・・・・
NさんとKさんと私の妻は中学時代の親友で家も近く、よく銭湯に３人で行って長風呂しながらおしゃべりしていたという。
この時代はまだ自宅に風呂などないので、みんな銭湯が当たり前だった。
この写真は尾瀬沼に３泊４日でキャンプに行ったときのもので、もう一人この写真を撮ってくれた私の親友（男性）がおり、みんなで６人で夏休みに出かけたのである。
この頃は、高校では無断で男女が一緒に旅行することは禁じられていた。
だからこっそり内緒でキャンプに行った。
バレたら一週間の謹慎処分になるところであったが何とか無事切り抜けた。
この頃から軟派だったなんて思わないで下さいね。
みんな真面目な付き合いでしたから。

いや、今日はその話題が主ではありません。
妻とKさんが。たまたま昨日偶然街で逢ったそうである。
毎年、年賀状のやりとりはしているが、ここ１０年以上はまったく逢っていなかった。
それぞれ用事の途中であったが「久しぶり」ということで少しの時間だけ立ち話をしたそうだ。
そのことを妻が夜、私に聞かせてくれた。

まず「Nさんどうしている？」と妻が尋ねたら、数年前からガンの治療で大変苦労しているとのこと。
また、Kさん自身のことを尋ねたら、今はご主人が病気で倒れ、毎日その介護に明け暮れているとのこと。ひとり娘がいたので「お孫さんは？」と尋ねたら、離婚して家に戻ってきているとかで、何だか悪こと聞いてしまって気まずい思いになり、それ以上話しが出来なくなったそうだ。

「みんな暗い話題ばかりであまり詳しく聞けなくて終わってしまった」と。
そして一言「みんな大変なんだね～。ウチはまだいい方だ。喜ばなくちゃ～」と。

上の写真のころは、現実の楽しみを満喫することに一生懸命で、将来の心配など微塵にも考えていなかったはず。
人生とは先が分らない連続なのかもしれないと考えて込んでしまった次第です。


いったんは写真をアップしましたが、他人の不幸を公表するのはマナーに反しますので画像は削除しました。