カテゴリ:何気ない日常生活から
今日、工場のトップである工場長から「ちょっと相談があるので伺ってもいいか」と電話が入る。
私が仕事をしている所と工場とは20分ほど離れている所にある。 何となくその内容はある予感がした。 実際会って話しを聞いたらピッタシカンカン。 「この4月で(私が)退職ということでその後任の採用も検討している。でも、いまこの不況で先が予測出来ない状況である。納入先の会社も生産計画が定まらないでいる。もし後任採用した後に、納入先の会社が大減産にでもなれば、遊びが出ることにもなり、誰か首切りをしなければならないことだってないとは限らない。そこで、新採用は先行きがはっきりしてからにしたい。もし叶うなら、もう半年辞めるのを延期してもらえないか」という相談であった。 私は答えた。 「私も何が何でも4月に辞めなければならない理由はない。ただ、いつまでもズルズル勤めるのも問題なので、ちょうど今の契約が切れる4月でケジメを付けた方がいいと思ったまでのこと。 また、身体が自由に動かせる時に、いままでやれなかったことをやりたいという気持ちもあったし。もし、会社がもう少し必要としてくれるなら、私は全く拒むつもりはありません」と。 「そういってもらえると助かる。さっそく社長にはなして了解をとりつけるからよろしく」とホッとした様子で工場長は帰って行った。 その後私は妻に電話してこのことを伝えた。 「○○(妻のこと)に相談もしないでOKしてしまった。もうしばらく自由に旅行など行けなくなるけど仕方がないね」と。 「いい、いい。その分収入が確保されるのだから全然悪くない」 「亭主元気で稼ぐがいい!」と内心喜んでいるようだ。 4月からは年金暮らしになるのだから贅沢は出来ない(今だって特別贅沢などしていないけど)と思っていたのが、もう半年は年金と同じくらいの額の収入が保証されるのだから有り難く思わなくてはならないかもしれない。 退職後のことをあれこれ考えていたが、取り敢えず秋まで延びることになり、考えていた構想は白紙に戻すことになる。 妻曰く「もしかしたらまた秋に、もう半年・・・なんて言われるのじゃない?」 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
[何気ない日常生活から] カテゴリの最新記事
|
|