カテゴリ:今日の写真から
今から45年前・・・・・
そう、45歳未満の方はまだこの世に生まれてきていなかった。 昭和39年1964年、新潟国体が6月開催されました。 本来なら秋に行われるはずなのですが、この年、東京オリンピックが10月にひかえており、国体は春になったのです。 その国体が終わって間もない6月16日(今日です)、新潟地震に襲われました。 大地震といえば、10年前の神戸淡路大震災や昨年の岩手宮城内陸大地震、そしてその前2度にわたり新潟県中越地方を襲った地震などが記憶に新しいところではないでしょうか。 でも、私にはすでに45年経過した新潟地震の恐ろしい体験は、未だ消え失せていません。 まだ私が22歳のとき。もちろん独身で、今の妻と交際前のことです(これはあまり関係ないか?)。 地震が起こったのは昼の午後1時2分です。 当日私は仕事の夜勤明けで、家の2階でまだ寝ており、そろっと起きようかなと思っていた時でした。 突然、グラグラグラ!ミシミシミシ!その間の時間は相当長く感じられました。 私はとても立ち上がれるような状態でなく、ただ手を伏せてどうすることも出来ませんでした。 このまま家が崩れ、下敷きになるかもしれないと瞬間覚悟しました。 でも、我が家の木造の家はユサユサ揺れながらも倒れず持ちこたえてくれ、命は助かりました。 当然勤めている会社も大被害を受け、解雇者を出すような状態。 たまたまクビにはならなかったものの、相当の期間、労働条件は低く、苦しい時期を経験したものです。 私は買って間もないカメラを持ってアチラこちら撮影しました。 アルバムに私が写した貴重な17枚の白黒写真が残っております。 そのうちの4枚をアップします。 これは橋桁が崩れた信濃川に掛かる「昭和大橋」です。 いまなら橋の上は車が行列をなしていますが、その当時は昼時もあってか、1台も走っていなかったというのが信じられないですね~。 これは、県営4階建てアパートの一棟が土台から根こそぎ倒壊した姿です。 反対側に回ると倒壊した屋上が見えます。 そのむこうに倒れなかったアパートが写っているので、その凄まじさがお分かりになるでしょう。 この画像は、昨年もアップしました。 その後の新しい皆様にと思い、再アップします。 私の22歳の凛々しい(笑?)姿です。 国道7号線も、こんな形で割れ、段差が出来、自転車を抱えながら進む人の姿があります。 災害は忘れた頃にやってくる。 いつ、また私たちを襲ってくるか分かりません。 やれる範囲の防御対策は怠りなくやっていきましょう。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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