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2010年03月11日
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カテゴリ:健康に関する話題
私はこの病気(がん)に罹ってから体の抵抗力が大きく変わった。

そのひとつが、低気温に対してめっぽう弱くなったことである。

以前は冬でも半袖1枚で布団に入って寝ていた。

薄着でも、その内体温で布団内の空気を温め、別に寒いとも思わず寝れた。

しかし今は違う。体が冷えていると、とてもこのままで眠れるものでない。

寝る前に風呂に入り体を温め、厚めのパジャマを着て就寝となる。

それに布団には前もって湯たんぽを入れ、これの温かさを借りて朝まで熟睡できる。

今は夕方6時頃には、この湯たんぽを布団のなかに入れるようにしている。

おふくろが使っていた電気毛布もあるが、なぜか私は湯たんぽの方が気に入っている。

30分もすればヤカンの水が熱湯となり、この熱湯が朝まで保温効果を発揮し、
そのお湯で顔を洗えるのだから重宝そのもの。

電気代も掛からない(お湯を沸かす燃料代の方が安い)ので家計のためにもなるはずだと思っている。

さて、この「湯たんぽ」の名前は日本人の大誤解から生まれたものだという。

中国では「湯婆子(たんぽつ)」と呼んでいたという。

「つ」はとくに意味のない接尾辞なので、はぶいてもさほど問題はなく「たんぽ」にすればよかったのだという。

どうやら最初にこの言葉を知った日本人は、これに「湯」という意味が含まれていることに気がつかなかったらしい。

そこでご丁寧にもう一つ頭に「湯」をつけて「湯たんぽ」としてしまった。

漢字で書くと「湯湯婆」となる。

この湯たんぽをPRする記事が江戸時代の「和漢三才図会」(1715年)に載っている。

「大きな枕のごとし、而して小口あり、湯を盛り褥(しとね)傍らにおく、
もって腰脚をあたたむ、因って婆の名を得」
 


          ↓ 私が愛用している湯たんぽ





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最終更新日  2010年03月11日 17時46分02秒
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