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いよいよあさって、コンサート当日です。
市内の小学校にチラシ配布をさせていただき、 ありがたいことに申込ファックスが送られてきています。 今日は追加チケットの段取り、 当日のつり銭などお金を準備しました。 そして 市内にある平安寮のお子さんを ご招待することになっていたので、そのチケットを届けに行ってきました。 この施設は、事情があって親元で生活できない子どもたちが 生活する寮です。厚生労働省の管轄だということです。 通された応接室から見える、隣の棟の屋上には、山のような洗濯物が 風にはためいていました。「これでも半分なんですよ」と事務長さん。 現在、70人あまりの子どもたちが生活をしているそうです。 ここは、わたしが参加する別の奉仕団体が昨年度、寄付をした ところでもあります。 もうできてから長くたっていて、建て替をしたいけれど費用がないという ことで、いま募金を募っているのです。 以前、見学をさせてもらったという、いっしょにいったRさん、 「今日も見学させてもらえると思うよ」ということで、 中を見せていただきました。 いろいろと配慮がされてはいますが、 やはりもともとの建物の古さと、入寮している子の数も多いことから 圧倒的に部屋数が足りないし、一部屋の人数もうもうすこし ゆるやかにならないか、と思わざるを得ませんでした。 お風呂も、なんだか深いお風呂で、幼児たちもはいるにはちょっと。。。 という感じの古いもの。 壁にはもともと、シャワーがついていたあとがありますが、 1つを除き取り外されていました。 「どうしても、取り扱いが荒くて。だから湯船を深くして(お湯の量を 増やし、そこからお湯を汲んで使う、そうせざるをえなくなってしまうのです」 子どもたちの、生育環境。虐待を受けていた子もいたり、 事情はさまざま。そうなってしまわざるを得ない、そういう面もあるという ことなのかもしれません。 *** 建替えをしたいのに費用がない。 これは以前、夫に聞いた話でもあり、そうだなあと思ったのですが。 社会福祉法人・・・NPO法人などもそうなのですが、 例えば単年度ごとの支出以外に、何年か後の予定のために ストックをするということが難しいとか。 年度ごとの収支だけでは、建物を建替えるなどのお金が いっぺんに出るはずもありません。 たとえば数年のスパンで、「何年後にこれをやる」という 積み立てをするなら、その名目で、かつ、その年に必要な 資金としてストックしていくことができると聞いたことがあります。 が、 億単位のお金についてはそうはいきません。 あちこちに呼びかけて、寄付を募っているそうですが、 まだ5億円(!)足りない…とのことでした。 「これも、社会の縮図だね」と、Rさんと話しながら 帰ってきました。 わたしたちは、虐待などの防止も兼ねて託児活動をやっている 自負がありますが、こういう現実もあるのだということを 見ると、身につまされます。 いろいろな話をうかがって、考えさせられた1日でした。 *** 3日のコンサートには、先生といっしょに来てくださるそうです。 楽しんでいただけるといいなあと思っています。 コンサートの入り口あたりで募金もされますので、 ご協力いただける方にはぜひ、お願いしたいと思います。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2006.12.01 18:09:17
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