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まったり Oneday

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2009.01.30
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カテゴリ:私のこと
先日、「こんにちは 赤ちゃん」訪問ということで、
市の母子保健センターより 看護師の方がうちにこられた。

今年度から、市の事業として行われているのを聞いていて。

同い年の赤ちゃんのいるご近所さんの話も、
「午後みえるっていっても、12:30~16:30の間の30分、と
いわれても、いつごろか分からなくて、結構困る」

というのを聞いてはいたのですが。

うちの場合もしかり。

ちょうど、おっぱいの時間がおわり、寝て5分も立たないうちに
いらっしゃって。

来られてすぐ、「体重を量ります」とのこと…

「え、今寝たのに…」

「ごめんなさいね、洋服もおむつも取ってもらいたいです」

「・・・」

体重をはかるのが必須なのでしょう。
それはわかるのだけれど…。

いきなりおこされて、なく子を抱きながら、
その後は

*体重の増え具合の確認
*母親の産後の異常はないか?
*困ったとき、頼れる人はいるか?
*簡単なアンケート

等等、お話をして帰られました。

そこで感じたこと


「困ったとき、頼れる人はいるか?」

→こう聞かれて、「いません」という人はあまり、
いないんじゃないでしょうか。

「頼れる人がいるかどうか」という意味を考えると、

たとえば「困ったときはいつでも言ってちょうだいね」
と言ってくれる人がいる にはいる。

けれど、「頼めない」(頼みにくい)という場合も
あるということ。

=「頼れる人がいる」とは、些細なことでも気兼ねなく
「お願いできる人がいる」という意味だとすると

重病でもしないかぎりお願いできないような人の場合は
「頼れる人がいる」には入らないんじゃないだろうか。

むしろ、この問題は、「サポートしてくれる人がいるかいないか」
という存在というよりも、その存在があったとしても
母親サイドで「頼ることができるか」という部分も大いにあって、
それは母親となった女性の問題とも言えるのではないかと
思う。(←じゃあ、気軽に頼めばいいのに、の一言では
片付かない部分もある)

***


「アンケート」

の中には、

1.子育てがつらい(苦痛)と感じる

2.過去に、精神的・心療内科的な(病院の)科にかかったことがある


という項目があり、(他にもいくつかありましたが)


これも、1.2.とも当てはまる人が、必ずしも
「ハイ」に○をつけるかというと、そうとも言えない確率が
高くはないだろうか。と思ってしまいました。


子育てが苦痛、と感じる人の中には、
まじめになりすぎて、「ちゃんと子育てしなくちゃ」と
気張っている人も多いような気がする。
(だからこそ、苦痛と思ってしまうこともある。
 どうでもよければ、悩まないのでは)

そういう人が、こういうアンケートで「苦痛だ」と
吐露するだろうか?

2.も、しかりで、そうだったとしても○はつけないのでは。


このアンケートのいろいろに、自分の苦しさを認めて
○をつける(自分の氏名を書いて、○をつけたこの書類は
お役所にいくんですから…)
ことができる人は、ある程度オープンにヘルプを出せる
人なんだと思う。

初めてうちに来た「看護師」さんに対して、そこまでの
表現ができる人もいるかもしれないが、
本当に困難の中にいる人にはとうてい、○はつけられないことも
多いだろうなあ、と思う。

それに

「これに○つけちゃったら、要注意母、みたいに
チェックされるんだろうなあ。で、定期的に、また
チェックが入るのかな」

なんて思うことも。(正直、私はそう思っちゃいました)


子どもをチェックするのか?
母親をチェックするのか?(したいのか?)

イギリスでの「ホームスタート」のイメージを
持っているからいけないのかもしれないけど、
別に「育児相談」とか「アドバイス」とか言わなくても
ただ、母親に寄り添って話を聞いてくれるだけで、
またちょっとした そこらの用事のヘルプをしてくれる
という存在だけで(というかそちらの方が重要)
ずいぶん違うような気がする。

国はこれにいくらの予算を割いているんだろう?などと
思うと、少し残念な気がしてしまう。


***

形骸的なことでなく、

本当に産後に困ったことに直面している母親に
向き合い、支援をするというのは、もう少し
やり方があるんじゃないかな、と思ってしまった
出来事でした。(難しいかもしれないけど)

批判ではなく、反面教師的に考えると

自分たちの事業も「しなくてはいけない事業は形骸化してしまう」
そうなってしまわないように…。





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Last updated  2009.01.30 12:59:33
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