カテゴリ:ちょっと考えたこと
失敗が大事だと思う理由の一つに
弱みがある人の気持ちや立場を忘れてしまうから ということがあるように思います。 人と人は別に、 点数つけあって生きているわけでもないし それでもどうしても「序列」みたいなものはできてしまいがちで だからといって、その「序列」どおりに人の価値が決まるわけでも決してないはずなのですが なんとなく 序列の順に、誰かが誰かより偉かったり、価値があったり、みたいに 見えてしまうこともある気がします。 *** たとえば 今の自分の生活が順調そうに見える人からは そうでなさそうな人に対して、優越感を感じるのかもしれない。 持っているもの、持っていないものは人それぞれで 持っていればいいというわけでもないだろうけれど、なんとなく 持っている人のほうが「豊か」でいいような感じもしてしまいます。 ある側面で 何かを持っている人が持っていない(とおもわれる)人に ちょっと上からものを言ったり、 「世の常識とは」みたいなことを言ってしまいがちなのかもしれない。 それは、「(持っている)私は(持っていない)相手にこれを言ってもいい」 というような、言う側の理屈に基づいてものを言っているようにも思える。 (それが本当にそうかどうかは別として) 誰かに対して 何を言うのか 何を言ってもいいのか というのは、都度、言う人が判断していることだろうとは思うのですが ちょっとした優越感から、もしかしたら ほかの人には言わないかもしれないことを言ってはいないだろうか。 ということを、時々思い返したい、と思うことがありました。 職に就いていない人に対して、「働きなよ」というのは 「今の瞬間は」職に就いている自分が、簡単に口にしてしまうけれど (それも、そういってあげるのが相手のためという理屈に基づいていたりする) 果たして、それを相手に言うかどうかについて そうすべきかどうかについては、答えがあるようでないような気もします。 相手のため、という理由があれば人は なんでも、相手にできてしまうのではないだろうか。 それが本当に相手のためかどうか、は置いておいたとしても。 私が、人に対する不満をもらしたとき、 身近な家族がいいました。 「誰しも、足らないところを持っているんだから、あの人はどう、と 言わないほうがいいこともあるよ」 そうかもしれない、と思いました。 自分のほうが「上」と思えば、失礼なことや攻撃的なことを口にしてしまうことが 普通にあるように思えたので それが当たり前にならないように。 そんなことを思った日でした。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2022.03.18 15:40:51
コメント(0) | コメントを書く
[ちょっと考えたこと] カテゴリの最新記事
|
|