カテゴリ:ちょっと考えたこと
お笑いの中に「人を貶めて笑いをとる」という種類の「笑い」があるねという話を
今日、家族と話していました。 人を馬鹿にしたり…なんというかそういう笑いでしょうか。 実は先日まで私が所属していた職場にもそういった類の人たちがいて なぜそんなことをするのか、不思議で仕方なかったのです。 ですが…今日、家族と話していてふと…腑に落ちたというか。 そういう感覚があったので書き記しておこうと思ったのです。 *** 私はいわゆる動画投稿配信サイト「YouTube」をそんなには見ません。 ハンドメイドの方法を知りたいときとか、アーディストの歌を検索した時くらいしか見ないのですが 夫がいうには…そういった動画投稿サイトには多種多様な投稿がされているのだといいます。 格好からやっていることまで、 いわゆる自分たちの思う「世間一般」とはかけ離れたことをやっている人がいる。 そういった世間一般からかけ離れたことだからこそ 人はおもしろがってチャンネル登録をして何度も視たいと思うのかもしれないと。 これまでいわれてきた世間一般の常識の範囲のものでは 「注目してもらえない」 それが今の若い人たちの常識なのでしょうか。 私が職場で見た光景は 20代30代の新しく入社した女性たちが その職場の責任者である上司や、先にいた先輩に敬語をつかわないいわゆる 「タメ口」で話し、人をアゴで使うような態度でした。 あまりにルールに外れた業務のやり方に、「こうしてほしい」と私からお願いをしても 無視されたことも複数回あります。 …上記のような態度は世間一般のオフィスにおいては 非常識と言わざるを得ない態度だと思います。 それに違和感を持った人は私だけではありません。 複数人が違和感を唱え、どうしたらいいのか…随分頭を抱えたものです。 上司に相談もしましたが、取り合ってもらえませんでした。 新しい人が入ってから突如、そういう雰囲気にガラリと変わってしまったのです。 ですが 上司がそれを容認する以上、「そういう職場に変わった」と認識するしかありません。 *** 私は、「これまでの世間一般の常識」しか認識していなかったため 上司にタメ口でしゃべるとか顎で使うようなことをすることに対して 非常識であるとか違和感しか感じなかったのですが 今日、夫と話してあらためておもったのは こういった「奇をてらった行動」をクソ真面目にやる人がいるのでは?ということです。 これまでどおりの「常識的」な行動をしているだけでは 世間一般では認めてもらえない、というムードが今の世の中にあるのではないか。 それは、動画投稿サイトなどの再生数などを見るに明らかなことであるとするならば 新しく入った職場で、これまでのような「常識的な」行動をしていたのでは 認めてもらえない、注目してもらえない。 そういった理由で クソ真面目に、不真面目な、私たちの思う「非常識な」行動をする人たちがいるのではないか。 だから 行動だけみていると「クソ非常識」なのだけれど 行動している当人たちは「クソ真面目」という なんとも…相反するような、不思議な現象がおこっているのではないか。 という仮定を立てている自分です。 もしこの仮定が正しいのであれば 新しく入った若い女性たちが行っていた、上司や先輩をいじる態度も 「良かれと思ってやっている」ことになるのでしょう。 自分は、職場とは、オフィスでの態度とは、という感覚を 「世間一般常識としてこうだ」と思う方法で職場での立ち居ふるまいを考えてきました。 ですが、それが「奇をてらった行動こそが正しい」に則って行われるべきとなれば 自分が行ってきた基準はすべてひっくり返ることになります。 それでは「奇をてらったことをしないといけない」と思いながらオフィスにいる人と自分とでは 接点を持てるはずがありません。(ここで唖然とする) どうして自分に非があるように言われる必要があるのか、 どうしても理解できなかったけれどふと、 夫との「人を貶める笑いをとる」という話の中で そういった態度でないと生き残れない発想の人がいるのではという仮定から もと居た職場の状況を鑑みるに、なるほど、と思わざるを得ないような感覚に 陥ったのでした。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2024.01.26 23:28:57
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