平服と正装
ダンス雑誌によく載っている白樺ドレスの『新品燕尾服68,000円』って広告、よく見ますよねぇ。うちの近所なんです。そろそろ燕尾も必要になるかと、ちょっと覗きに行ってみました。『格安58,000円』の燕尾は1着しかないそうで、とっても小さいサイズのようです。試着してみるとスリムに見えてなかなか似合ってました。いずれ必要になるんだから買おうよと主人に勧めました。イカ胸シャツ(こちらは中古)やカフス等をセットにして、全部で8万ちょっとでした。裾直しをしても台東大会に間に合うようです。台東大会の3級スタンダードはIDSF規定又は平服です。 IDSF規定:男性は燕尾服、女性はゴージャスなドレス 平服:男性は結婚式の礼服のような格好に蝶ネクタイ、 女性はレッスンウエアのような服装私達は「3級のうちは平服で出よう」と決めていました。それが燕尾服を買ったとたん、主人は燕尾服で出る気になってしまったようです。でも私がドレスを持っていないのです…。モダンドレスはとっても高価な物。レンタルでも25,000円~5万円します。中古で買っても10万ぐらい、新品なら30万はするでしょう。(買う気がなかったので調査してないから値段がわからない)買う時は、新品でも中古でも構わないのですが、自分の好きなデザイン、自分に似合う色と納得がいくものを買いたいと思っていました。今、慌てて買っても後悔しそうです。でも主人とのバランスが取れない…。メーリングリストの仲間に ・平服と正装、どちらが多いか ・ジャッジの目はドレスの方にいくのかを聞いてみました。答えは、正装の方が断然多い。平服で出ることにストレスを感じるのなら、思い切ってドレスを買った方が良いでした。サークルで会長さんにも相談してみました。「準正装の所だったら石(ダイヤストーン等)がダメだから、パーティードレスでもいいんじゃない? 正装が多いから平服で出るよりはいいと思うわよ」と言われました。パーティードレスで出ることに決めたものの、やっぱりどこか不安で…。サークルにはスタンダード、プロD級の男性も来ています。パートナーさんが膝を痛めて暮れから来ていませんでした。「久しぶりに見たけど、ラテン、断然良くなったねぇ。ちょっと痩せたんじゃない?」と言ってもらいました。痩せたと言っても2kgぐらいなものなんですが…。「でもモダンがねぇ…。やりたいことは何となくわかるんだけど、メリハリがないから何をやっているのかわからないよ。コントラチェック(ピクチャーポーズ)は見せ場なんだから、そのぐらいはちゃんとできるようにしておかなくちゃ」としごいてくれました。基本ができていないので、やれと言われてもできません(T_T)サークルに行く前までは、3級スタンダード、いいところまで行けるんじゃないかと勝手に思ってたんです。できていないのはわかっているけれど、3級程度ならまわりもそんなに上手くないだろうと…。(この考えが間違っている。だからずーっと4級から抜け出せなかったのに)しごかれて、「こんなこともできないのに」と反省しました。と同時に「踊れてもいないのにドレスを着る資格なんてない。ドレスで着飾って、見た目に逃げるのはやめよう。踊りで勝負しよう」と思うようになりました。まわりがゴージャスなドレスであろうが、卑屈にならずに踊れるような気がします。これで1次予選で敗退しても悔いはありません。ドレスのせいではなく、技量不足だと思えることでしょう。