社交ダンス的通販生活　

　疲労困憊継続中～

　ま、大きく括れば『社交ダンサー(日本の)』はすべて奇人変人かもしれんがの。　

　かくいうワタシメのその中の一人ではあるが、ワタシのごとき一般的奇人変人が見ても、なおなお上を行く『真性重症奇人変人』がクリスマスともなるとどこからともなく湧き出してくるのであ～る。

　『♪クリスマスダンスパーティ♪』、ということで、参加者がまず一番に気になるのは『コスチューム』、ま、平たく言えば『着るモノ』である。

　うん、今回のパーティは皆サマ概ね合格だった。　
　よしよし。(ナニサマだよ？＞自分)
　全体的には、ま、75点というところかな。

　しかし、いたいた～♪

　　　　　　奇人変人ヘンチクリン！

　女性は常日頃からドレスには気を使っているし、個人レッスンを受けていればデモに出たり招待されたりと、おのずと『様々なパーティにおけるドレスコード』を身に着けているものである。

　うんがっ、これが男性となると普段は『オシャレに気を使って踊る』という機会がなく、ま、普通にワイシャツにネクタイでいいものを、『♪クリスマスダンスパーティ♪』ということで、気合が入りすぎるのか、舞い上がるのか、道を踏み外してしまう場合が多い。


　うむむむ…、その奇人男性は後姿はちゃんとしていた。　白ワイシャツに黒ベスト、ダンスパンツ、とダンスはともかく(ｳﾏｲ ﾄﾊ ｲｴﾅｲｶﾞ)、『よし、合格！』な状態であった。

　うんが～っ、前を見て驚愕絶句した。　なんとその黒ベストの前身ごろは全面銀のスパンコールが張り付いた『ギンギラ銀』だったのだ。　『シルバー』ではない、まさしく『ギンギラ銀』

　　　　　
　　　こういうシルバー地なら
　　　ステキだったんだけど～。

　ギンギラギンにさりげなく♪～にゃいっ！

　『銀ギラベスト』は本日開店のパチンコ屋の装飾品のように派手で下品な感じに輝いており、そう、売れない手品師のソレのごとく、とても安っぽく見えた…。　抱えこんで踊っているのは、これからうら若き美女に変身させるつもりのパートナーか？(ごめん、言い過ぎたぁ)

　うへ～っ、と思ううちに、驚くことに彼はさらにお色直しをしてきたのだ。

　牡丹色のサテンシャツ。　ショッキングピンクでもなく、ワイン色でもなく、それは純粋に『牡丹色』と言うに相応しいどこか『和』のカオリがする微妙な色合いである。

　　　　　　
　　　色としてはこんな感じか…。

　ラテンシャツなのか？　どっちかというと、前をもう少しはだけたら、白晒しを腹に巻いていそうな雰囲気なのだが？　要するに田舎のチンピラヤクザ風？

　さて、バンドも演奏も始まっていよいよパーティもたけなわに～。　奇人さん、本日二度目のお色直しです。
　　　　　　　　
　　　　　　『白のタキシード』

　パチパチパチ。　クリスマスパーティに相応しいフォーマル感にあふれ、かつ、華やかな雰囲気も盛り上げてくれる白タキシード♪　アコガレです～～～ぅ。(似合うヒトが着てれば…)

　う～っ、奇人さんの白タキシード、なんかヘンっ！　安っぽい。　中のフリフリシャツが悲しいくらい似合ってないし。

　むむぅ、フォーマルウェアにおける『白と黒』はその色合いで格の違いが出るものなのだ。　黒はあくまで漆黒の黒が最上、しかし白はマッシロのスノーホワイトは格が落ちる。　絹やウールは『マッシロ』にはならないので、上質な白はやや黄味を帯びているです。

　奇人さんのタキシードはマッシロ白、ま、汚れてないだけマシではあるが、それにしてもペラペラなポリエステル100%なのか、遠目にみてもコント衣装のよう…。

　その上黒の蝶タイと黒エナメル靴も間違ってはいないけど、妙にその『黒と白』の取り合わせが目立ってしまい、『忌』の雰囲気が～～。　う～む、クリスマスだし赤の蝶タイだったら？とも考えてはみたが、それじゃなお奇人度が上がるかも。

　
　そのほかにはやたらとホテルマンに文句をつける『クレーマージジィ』、パーティ会場に来てまでケンカする『ドンだけ競技カップル』、妙にハシャぐ『男性お独りサマ客』…e.t.c.

　あう～、奇人変人よ、永遠なれ！
　

★正装と仮装は紙一重？★

アラビアンプリンセス

ゴシック調吸血鬼(大人用)

チャーリーとチョコレート工場　洋画、ウィリー・ウォンカ、ジョニーデップ