みに・ぶ~け
他の地域のことは分からないけど、近年、東京都内あちこちのお花屋さんで“ミニ・ブーケ”を見かける。マグカップ程度の器に、そのまま挿すだけでいっぱしに飾れちゃうし、お値段も500円程度とお手頃。(銀座や六本木辺りだと1,000円くらいする所もあるけど:汗)鉢植えの草花はベランダに沢山ありますが、お部屋に鉢植えを置くのは、なんとなくイヤで、私はこのミニ・ブーケを自分の部屋に飾っている。だけど、ミニ・ブーケはお花屋さんのセンスとか思いとか、すごく出てしまう。買って来た人間が手を加えるのは切り戻しくらいで、長さを調節したりするには、もう切りそろえられ過ぎてて中々難しい。いつもはお仕事帰りなんかに、ちょこっと買って帰るので都心が多いけど、たまに呑みが増えたりして、タイミング良く買って帰れない時があって、近所に慌てて買いに行く。ところが近所のお花屋さん、ミニ・ブーケを置いている所は2件くらいで、片方はセンスがイマイチ。一番近いもう片方のお店は、センスも悪いだけじゃなくお花への愛がない!お花を商売にしているってコトは、お花に生かして頂いてるコトだと思う。なのに、愛情が足りない!お花がジリジリ焼かれてしまいそうな場所に、なんのケアもなくお花を並べてるし、「これ下さい」っていうと「このままでイイですか?」と普通どこのお花屋さんでも当たり前にやってくれる、切り口に水分を含ませたキッチンペーパーのような厚手の紙を巻いて、持ち帰るまでお花が乾きをおぼえないようにすることもなく、可哀想だからやってと頼むと、イヤイヤ感丸出しで作業する。持ち帰って全体を覆ってある紙をはがすと、花弁や茎が折れ曲がっても全く気にしないのか!とお花の悲鳴が聞こえそうな包み方で、切り戻ししようと茎をみると、どんなハサミ使っとんねん!!と言いたくなるような乱雑な切り口。あげく、ちゃんと切れなくて引きちぎったような後まで。痛々しすぎる…(ρ_;)お花を生業とさせて頂いてるっていうのに、お花を思いやる気持ちも感謝の気持ちもないのかな?もうそのお店で買うのやめようかと思ったりもするんだけど、早く買ってあげないと、可哀想なお花たちがそのまま枯れて死んでしまうんじゃないかとも思うし。私が買えば1束だけでも、長く生かしてあげられるんじゃないかって考えたりして…。複雑な思いです。