Point of No Return

今日は久しぶりに１９度近くまで上がって暖かくなり、
リアルシギント氏＆チビッコのお休みも重なったので前から見てみたかった近くの川の魚道へ
アキアジの遡上を見に行ってみた。
（注：アキアジ＝北海道弁で鮭）



水族館の中で普通見るようなゆったりとした流れではなく、
自然の川の流れをそのまま利用した魚道を地下の観察室から見る形なので、
激流の中を必死に泳いでいく傷だらけのアキアジが見える。



時折、力及ばず川の流れに戻されてしまうのもいる。
中には川底の砂利の中ではなく魚道の中に産んだのか、オレンジ色のイクラがころころと流されていく所も見えたりする。



子供だけでなく大人も、自然の迫力で『おぉ！』と唸ってしまう。



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場所を変えて、数キロ下流の河原へ。

そこにもアキアジはいた。
腹を切り裂かれイクラだけ取り除かれたのが、川の中に１０数匹打ち捨てられていた。
そしてそれを１００km近く離れた河口辺りから来たのであろう、カモメの群れがそれらをついばんでいた。
近寄ると、オオタカが近くの草陰から飛び立った。
砂利の上には引っ掛け針も落ちていた。

『密漁だな』とリアルシギント氏。


その景色の横、昨日からの雨で濁っている川面を、
アキアジが尾びれで水しぶきを上げ必死に泳ぐ。

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カモメはアキアジの頭が好きなんだろうか。
どのホッチャレたアキアジも、頭から食べられていた。
胴体はそのままだったりするのに。