|
カテゴリ:ALS闘病?記
外出先で、一人のご婦人が近づいてきて声をかけてきました。 このご婦人とは初対面です。 外出先なので、わたしは車いすに乗っていて人工呼吸器をつけています。 ふなこさんはわたしの脇で友人と談笑しています。 (婦人)「おつらいでしょう。生まれつきですか?」 教養のある感じのやさしい話し方です。 (わたし)「いいえ、違いますよ」 (婦人)「そうですかー、生まれつきですかー、たいへんですねー」 わたしのしゃべっていることが解らないので勝手に解釈しているようだ。 (婦人)「筋肉の病気ですか?つらいですよねー」 あなたはわたしの何を知っているんだー、と思いつつ (わたし)「いいえ、違いますよ。神経の病気です。」 (婦人)「そうですかー、筋肉の病気ですか。それは酸素ですか?奥様が明るくていいですねー」 初対面のあなたがわたしの妻の何を知っているというのか。 このあとも言葉を交わしたたのですがまったく通じず・・・ 答えるのが面倒になったので愛想笑いしていると、 ふなこさんがこちらに気付いて振り向いた。 するとご婦人は、ふなこさんに話しかけました。 (婦人)「ご主人は、筋肉の病気ですか?生まれつきですか?」 (ふなこさん)「違いますよ。神経の病気です。発病はー、いつだったけ?」 (わたし)「6年くらい」 (ふなこさん)「6年くらい前です。」 (婦人)「あっ、そうですか、神経ですか。それは酸素ですか?」 (ふなこさん)「人工呼吸器ですよ。」 (婦人)「そうですか・・・。」 ご婦人は、やっと理解したようだ。 (婦人)「おつらいですよね。でも、奥様がほんとうに明るくていいですねー」 (わたし) ~(=^‥^A ご婦人は、ふなこさんとしばらく話して去っていきました。 悪気は無いのでしょうが、こういうことを無思慮に話すというのかな。 車いす乗っている人は、みんなつらそうに見えるのかなー このご婦人は同情を感じて話しかけてきたようでしたので、 嫌な感じはしませんでしたが、 「なんだかな~」 って感じでした。 [by NAGたま] お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
|