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カテゴリ:ALS闘病?記
あの日から2週間 昨日、自宅に戻ることができて、今朝、自宅のベッドで目が覚めて、病院に避難していた2週間が夢のように感じました。 しかし、地震ですっかり変わってしまった部屋の様子を見ると、現実であった記憶がはっきりしてきます。 落ち着いてきたので、あの日のことを書き残しておこうと思います。 3月11日14時46分 地震発生直後に停電しました。 マンションの8階は地上付近より揺れが大きくなるので震度6に相当する揺れだと思います。 目の前で本棚が倒れテレビが潰されていきます。 断続的に繰り返す激しい揺れ倒れなかった本棚からいろんな物が落ちてきて床に落ちた物は部屋のあちこちへ転がっていきます。 ベッドの上で動くことのできないわたしは驚きながら見ていることしかできませんでした。 地震直後の部屋の様子です。 震度6に相当する揺れでは耐震グッズなど何の役にも立ちません。 キッチンは揺れるたびに冷蔵庫や棚の扉が開いては中の物が飛び出して閉まるを繰り返して何もかもが床に散乱していきました。 マンションの外壁はひびがはいり、あちこちで外壁のタイルがはがれ落ちていました。 しばらくして、マンション管理組合の役員や市の職員や近所の友人が心配して様子を見に来てくれました。 停電が続いているので呼吸器からは外部電源から内部バッテリーへ切り替わったことを知らせるアラームが鳴っていました。 呼吸器は内部バッテリーで約8時間動かすことができますが、停電が8時間以上続くと命が危険になってしまいます。 停電でエレベーターが動かないので、寝たきりで歩くことができないわたしはマンションの8階から外への移動は、ふなこさんだけでは困難です。 待っていても電気が回復しない状況と呼吸器のバッテリーが減っていく状況でだんだんあせってきます。 最悪の状況が頭に浮かんできます。 そして、判断を下して行動することにします・・・ [by NAGたま] お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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