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カテゴリ:ALS闘病?記
3月24日 退院の日。やっと家に帰れます。 結局14日間の入院、思ったより長くなってしまいました。 この日も朝から余震が多く、08:56 茨城県南部震度5弱 M4.9 の地震は強い揺れを感じました。 退院に向けて書類を受け取ったり残りの薬を受け取ったり準備が進んでいきます。 午後、ふなこさんが来て退院手続き。 車いすに乗って病室を出るのは初めてです。 この病院の中ってこうなってたのね。3月11日に救急搬送されてきたときは停電で真っ暗だったのでわかりませんでした。 お世話になった看護師さんたちやヘルパーさんたちとお別れです。 震災後の混乱を共に乗り越えてきたような連帯感があってなんだか寂しいです。 病棟を出る時、婦長さんが 「困ったらまた来てね。」 と言ってくれました。 わたしが 「ここは海に近いから津波が怖いなー」 って言ったら、 婦長さんは 「津波の時は4階まで担いで行ってあげるから」 と笑顔です。 なんてやさしいんだろう・・・ あの日、受け入れ拒否したN病院とS医療センターと、このK病院の差はなんなのでしょうか。 病院を去る時までさわやかな気持ちにさせてくれたK病院のスタッフ皆様には本当に感謝しています。 車に乗って家に帰る途中の道はところどころひび割れていて、屋根にビニールシートを被せた家を見かけました。 14日ぶりに戻った部屋の様子は地震前とは変っていましたが、ふなこさんもねこたちも変わりがありません。 みんな無事でよかった。 [by NAGたま] お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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