つれづれなるままに

元々、風邪のなごりで、左目瞬膜が炎症を起こしていた子猫時代の虎ちゃん。
今は問題なくなりましたが、持病みたいで時々目ヤニがひどくなります。

前回は市販目薬を使いましたが、久々に病院に本人（猫）を連れて。


以前、この病院で、無駄吠え・大騒ぎワンちゃんにでくわし、
以来すっかり犬嫌いになってしまった虎ちゃん。
何もされてないのに、ワンちゃんにパンチを繰り出した事件があり
ワンちゃんが少ないかな？と思える午後の診療に行きました。

しかし…午後は午後で、大型犬が苦手な小型ワンちゃんで賑わってるんですね。
これは一番マズいパターンです。
小さいワンちゃんに虎パンチは大変危険。


虎ちゃんを連れて行く時は、自転車用の藤のカゴに入れています。
これが迅速に押し込みやすいし、
虎ちゃんもカゴの隙間から外を見てて大人しいのです。

難点は、取手がないので4kg強を持ち歩くと腕が疲れるのと、
その気になれば、フタを強引に頭で押し上げて出れる事です。
道を歩いている時は、景色を眺めてて出ようとしませんが、
待ち時間が長いと何を考えるか未知なので
小型ワンちゃんゾロゾロ環境の中、用心のため
カゴのフタをしっかり押さえつつ待ちました。


ワンちゃん達も行動は色々です。
隣にいた黒い子は愛想が良く、お行儀も良く可愛い子でした。
他、キャリーバッグから逃走を計ろうとして、ママに押し込められてる子、
中型なのですが、診察がかなり嫌みたいで足を踏ん張り、
引っ張られても頑張るので、ついにママが抱えて入っていく子、
（診察室では最初大鳴き！）
はたまた置物みたいにじっとしている子。

観察してるとなかなか面白いです。


あまりに虎ちゃんが静かなので、そっとフタを開けて覗いてみると
耳伏せ状態でカゴの中で低姿勢。
うわっ！攻撃体勢だっ！と慌ててフタを閉めました。


いつも診察時はごく普通にしてるのですが、この日は何故か
診察台にぴったりへばりつき通し。
気の向き様なのか体温計られたのが気に障ったのか、
へばりついたまま、どんどん先生から逃げて、私の方に寄って来る。

が、最近、2本の牙の長さが違ってきてて気になっていたので
これも診て貰いました。
普段私が見ようとしても、まず口を開けません。
こじ開けてもかじられるだけで、よく見えたためしがありません。
病院では遠慮して無抵抗なので、この期に診て貰うしかない！

結局、トシ取ってきてるので、歯茎が炎症を起こし
結果的に片方の牙が押し下げられて、長く見えてたのでした。
先生は丁寧に説明してくれましたが、ちと丁寧すぎて時間がかかる。
虎ちゃんの牙を
「ほら、見てください、長い方はちょっとぐらぐら動くの、分かりますか？」
と揺すったりで、私は納得できて良いのですが、虎には最悪。

何度か口をこじあけ、「他に問題はないですね」などと親切なのですが
普段から口を開けられるのを嫌う虎ちゃん、すっかり憂鬱。
しまいには先生にお尻を向け、私の腕に顔をうずめ
もうやだよ～（泣）帰りたい～
と顔で訴える始末。


これで病院嫌いになると、カゴに押し込み連れて行くのに困るなぁ、と思いつつ
虎ちゃんの口の中をしっかり見れて、満足な日でもありました。
そして、目薬と一緒に来年のカレンダーを貰い、
今年も残り少ない事を実感した日でもありました。