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カテゴリ:てくてくNY散歩
以前、桜のきれいな季節にハドソン川沿いの様子を紹介したところ、母から「すてきなお家ねぇ」と感想をいただいたグラント将軍のお墓。お天気の良い日など、このホワイト・ハウスを目印に散歩をしてバスに乗ります。 天井画には南北戦争の様子が描かれています。左上は南北の将の復興の図。 入り口まで行ってみよう・・と階段を上がると、「アメリカで一番大きなお墓」と書かれています。聞くと入場料は無料ということだったので中に入ってみました。 Ulysses S. Grant(1822.4.27-1885.7.23)は米墨戦争にも従事した軍人。南北戦争で北軍の将として活躍したことが有名です。このときの活躍を称え、General of the Army of the United States(元帥)の地位を与えられています。その後、リンカーンの次々に第18代大統領に就任し2期(1869 - 1877) 務めていますが、在任中はスキャンダルと汚職にまみれていたため、人々の記憶は元大統領よりは、グラント将軍(General Grant National Memorial)をとったようです。1872年に国立公園第1号としてYellowstoneにサインしたのはグラント将軍だそうです。大統領の職を退いた後は、ニューヨーク州に居を構え、日本にも国賓として赴き、明治天皇にも謁見したそうです。 建物は本当に美しく白い大理石で、世界七不思議のひとつ紀元前に建てられたハリカルナッソスのマウソロス霊廟を元にしているそうです(参照)。ガイドブックなどで棺の写真を見たことがありましたが、入館するとすぐそこにあります。建物の真ん中に穴があいており、覗くとグラント将軍と夫人の棺が2つ並んでいます。アメリカでは火葬の習慣が無いので(火葬にしてしまうと魂が戻る場所が無くなる・・とスタッフに教えてもらったことがあります)、この棺の中は・・ミイラなのかなぁ。 General Grant National Memorial 122nd Street at Riverside Drive, New York, NY 10027 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2008.08.05 02:10:10
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