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「秋の短編小説」 「走れ ロン!」 ある家族が居ました。男性の名は 岡崎 勉 48歳 奥さんの名は 香織 38歳 です。 二人の間には 女の子が 居ました。 名前は 由美子 15歳の 女の子。 「行ってきまーす。」「気を付けるんだぞ」っと 父の 勉。 「解ってるって! お父さん 携帯忘れないでね!」っと 娘に言われ 気づく。 勉は C型肝硬変にて 癌になり 入院 退院の 繰り返しの日々だった。 香織は 何とか生活の費用にと 夕方 電子会社の 流れ作業の パートをしていた。 その日も 母は 朝までの勤務。帰宅は いつも 午前05:00 「香織。 すまないなぁ~ あんまり 無理すんなよ。」っと いつも 勉は妻に気を 使っていた。「あなた!何 言ってんの!私 頑張ったりしてる訳じゃないのよ。 心配しないでね・・・・」 勉は毎日 病院通い とにかく C型肝硬変での 注射が必要なのだ。 むろん 生活課 には 事情は 話し 医療費は 国から 支給される。 香織は 勉を病院まで 連れて行くのが 日課なのだ。 その日は 何だか空が くもりで 今でも 雨が 降ってきそうな感じだった。 いつもの様に 勉の病院まで 車を走らせ 点滴を している時に 香織の携帯に 由美子 からの 電話。 「もしもし・・・どうしたの?由美子?」 「・・・由美子さんの お母様ですか? 」 「はい。 そうですけれども・・・・」 「実は私 高知配達センターの 小松と申しますが・・」 「はい?」 「すっすみません。お宅の お嬢様を 配達車で はねて しまいまして 今 救急車で 日赤まで 行かせたところなんです。」 「・・・・・・・・・・」 「で!あなた様は?」「はい。今 警察の方と 人身事故に付いて お話しをしています」 「どこで? どこなんですか?」 「はい。中学校の交差点です。 申し訳ございません」 「解りました。 すぐ そちらに まいります」 ガチャ・・・ 香織の頭の中は 真っ白く どうすれば・・ どうすれば・・ っと しか 浮かばない 勉は 点滴で 気持ちよさそうに眠ってる。 そうだ 看護士さんに・・ 香織は 勉の専属の看護士に訳を 話し 現場へと 車を走らせた。 第一話 おしまい。 つづきは またね。 okaben6331.文庫。アシスタント KUU お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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