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カテゴリ:京都
職場の方に宝鏡寺の拝観招待券を頂いたので、昨日行ってきました。
宝鏡寺は京都では人形寺として有名です。 古くなったお人形を供養してもらうところです。 私の実家も、私の曾祖母の雛人形を供養してもらったことがあります。 宝鏡寺は、尼門跡で歴代の住職に皇女がなられていたため百々御所(どどのごしょ)と呼ばれていたようです。 皇女さんたちは、どういう気持ちですごされていたんでしょうか、御所から尼になって生涯を暮らされたため、御所からたくさんのお人形が使わされたそうです。 このお寺の中に、大慈院というお寺があり、足利義政の妻、日野富子が晩年住職を務め、木像もありました。 また、皇族から徳川家に降嫁された、皇女和宮さまのゆかりのお寺でもあるようです。 たくさんあるお人形の中でも、万勢伊(ばんせい)さまという、京人形で三つ折(足の間接が曲がるようになっていて、正座できるお人形)のお人形さんは、後西天皇の皇女、本覚院宮さまのお人形で大変可愛がられて、着物やカルタなどお道具をイッパイ持ってられ、あんまり可愛がるので魂が入ってしまい、毎日夜回りをされた、という言い伝えがあるそうです。 そして、お人形さんに使わされた、女衆っさん(おなごっさん・女中さん)のお人形、おたけさん、おとらさん、がいます。 私はおとらさんが、とても可愛らしくて大好きです。 お顔が、京人形には珍しく、赤ちゃんが微笑んでるような、愛嬌のあるお顔です。 人形公開は、春と秋です。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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