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カテゴリ:京都
昨日、人形寺に行った話を書きました。
その時に書いた、私の曾祖母のお雛さんのお話を・・・ そのお雛さんは、江戸時代のもので、お顔がツルンとしていて、目も細い切れ長です。 我が家には祖母のお雛さん、私のお雛さんとお雛さん2組ありました。 私のは当時流行った、団地雛といって、ガラスケースにきちんと全員並べられるお雛さんです。 祖母のは昔は全員揃ってたらしいんですが、若い頃、曽祖父の仕事の都合で東京に住んでた時、関東大震災に遭って、やっと持ち出せたのが内裏雛と官女さんが一人だけ、それも立っていて犬のチンを連れている官女さんです。 あまりにお雛さんがたくさんなので、飾ることが出来ず、かわいそうな話ですが、曾祖母のお雛さんは、知人の御家の地下の倉庫に預けてありました。 知人宅が地下の整理をすることになり、久しぶりに我が家へ帰ってきたお雛さん、箱に入ってはったはずなのに、内裏雛と左大臣しか居なかったそうです。 しかも、お殿様と左大臣は着物がボロボロ、下地が見えてました。 二人とも刀が見つからない。 かろうじてお姫様は(お后さま?)は綺麗でした。 地下にネズミが出ていたらしく、お姫様に左大臣が覆いかぶさって、かばってられたそうです・・・ 曾祖母のお雛さんにお詫びして、人形寺で供養をしていただきました。 寒い時に、寒くなるお話でゴメンナサイ。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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