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カテゴリ:生活
私の家には雛人形が3組あります。 私の生まれたときに母の実家から送られた、団地雛、ガラスのケースに内裏雛から三人官女や五人囃子などおつきのの人々、お道具類まで全て治まる当時流行ったものです。 娘が生まれた時に私の実家から送られた内裏雛、これは私がズボラなので私の祖母が「内裏雛だけにしときなさい」と言ったのでそうしました。 お雛様と菱餅や道具類だけにしました。 もう一つは、私の祖母、「あんたはズボラやさかい」と言った人のものです。 祖母は明治35年生まれ、その時のものです。 もう100年以上たっています。 昔は段飾りだったらしいのですが、娘の頃祖母は曾祖父の仕事の都合で東京に居ました。その時関東大震災に合い他のお雛様は焼けてしまったそうです。 そのお雛様を下の娘が生まれたとき、祖母からもらいました。 祖母は、下の娘が生まれた翌年亡くなりました。 さて、お雛様ですが内裏雛と官女が一人残っています。 官女が連れているのは、犬のチンです。 昔はお姫様が綺麗に見えるようにチンを飼った、とか、これは落語の枕で聞きましたが お姫様の冠はかぶせて紐をあごのところで結んでいます。 5年ほど前に、バラバラになっていたビーズ(珊瑚風とガラス玉)を細い金の針金で私が直したんですよ~ 髪の毛も少し痛んできています、サイドのふくらみがアンバランス、でも恐いしさわれません。 お殿様?は鳥烏帽子や刀が壊れてしまってますが、これは直せませんでした。 桜と橘は楠玉で吊るしてあります。 そうそう、並び方が関東と関西では違うんですね。 男女の位置が左右逆になっています。 これは大正時代まで全国的に関西方式だったそうで、大正以降天皇家が西洋風に並んだから、一般家庭もそれに習ったそうです。 関西人は頑固なのかな? 左大臣、右大臣も左大臣のほうが年配で偉い人、向かって右か左かで解りにくいですが、京都には左京区、右京区があり北に向かうと左右逆になります。北に向かって、左に右京区、右に左京区なんです。 つまり御所から見て右と左を位置づけしたのではないでしょうか。 だから向かって右にお殿様がくる、と言うわけです。(私が勝手に思ってるだけかも) 3年ほどお雛様を出してませんでした。ゴメンナサイ 出した時娘が、「お雛様喜んではるなぁ」と言いました。 今年は私のお雛様は出してません(細かくて片付けるのが大変!) もう一つのお雛様は玄関に出しました。(なんせ狭いので・・・) コレも娘が「お雛様ビックリしてはるわ~」といってます・・・これまたゴメンナサイ 祖母のお雛様は我が家の宝物、これからも大切にしたいと思います。 ガンバッテ毎年出します!と思う、今は・・・ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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