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つれづれの芽

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2006.05.10
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カテゴリ:映画
お店のスタッフにDVDを借りてフランス映画「コーラス」を見ました。
本当は映画館で上映してる時に見に行きたかったんですが、行けなくて・・・

1949年のフランス(たぶん郊外)にある寄宿学校「池の底」
そこは戦争で親をなくした子や、素行が悪くて親と暮らせない子が暮らす学校です。

新任の音楽教師マチューは監舎も兼ねています。
前任の先生に「ここの子供は顔は天使だが心は悪魔」だと言われますが、実際は悲しそうな目をした子供たちばかりでした。

校長はすぐに激怒し、罰を与えます。
マチューが着いたとたんに問題が・・・
鍵が掛かっているはずの無いドアにいたずらで鍵が掛けられ、あけようとした用務のおじさんが顔を切る大怪我をしてしまいます。

校長は怒って名乗り出る者がないと解ると(1,2,3、の内に名乗り出ないとアキマセン)新任のマチューに名簿を渡し「誰でもいいから名前を呼べ、その子に罰を与える」と困ったマチューでしたが仕方なく呼んだ子の名前は優等生でした。
でも、罰をうけ反省室に入らされました。カワイソウニ・・・

校長は生徒をしかって罰を与え、縛り付けることしか頭にありません。
しかしマチューは子供たちの悲しそうな目を見、音楽を教えることで本来の子供らしい素直さや純粋さを取り戻そうとコーラス隊を結成します。

子供たちに知ってる歌を歌わせ、パートに分け、一番小さなペピノ(毎週土曜日になると門の所に行ってお父さんが迎えに来るのを待ち続けています。本当は戦争で両親は亡くなってしまってるんです)にはメトロノームの番という仕事を与え、どうにも歌が下手な子には譜面台になってもらってコーラス隊が出来ました。

しだいに笑顔が戻ってくる子供たち、マチューもなくしてしまった音楽家になる夢を思い出して、懸命に指導します。

生徒の中の問題児モランジュの声は奇跡のようなボーイソプラノ、やがて素晴らしい歌声が聞かれるようになっていくのですが・・・

精神科医の頼みで、もの凄い問題児を受け入れて大変なことになったり、マチューがモランジュのお母さんに一目ぼれしたり、校長がコーラス隊をやめさせようとしたり・・・

物語は昔の石造りのお屋敷?で撮られていました。
子供たちの服装も髪型も昔っぽいから、すんなりと話の中に入っていけました。
そして、みんなカワイイんです。
歌声も素晴らしい!

戦争で心が傷ついた子供たちに、音楽を通して喜びを教え、時には校長から子供をかばうために取引をしたり、教師の座を掛けたり・・・名も無い音楽教師マチュー。
素晴らしい先生、それに応えた生徒たち。。。

フランスの俳優さんはよくわからないんですが、見たことある人が何人か出てました。
マチュー先生役のジェラール・ジョニョは名優だそうで、見たことある人。
イケズな校長はフランソワ・ベルレアンこの人も見たことあるぞ。
そして天使の歌声の持ち主はジャン=バティスト・モニエ君、子の子はPRに来日していたようでその時はホームステイをしたようです。京都にも来たそうです♪

心洗われる歌声と、暖かいストーリー、とってもいい映画でした。







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Last updated  2006.05.10 23:21:38
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