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カテゴリ:映画
最近ちょっと映画づいてます。
「嫌われ松子の一生」を見てきました。 東京で暮らす、笙(瑛太 )という青年の元に父親(香川照之)がたずねて来ます。 笙は18歳の時、ミュージシャンになるという夢を抱いて、福岡から上京しましたが、その夢も叶わず、生きる目標を失っていました。 そこへ現れた父は「お前には話してなかったが、松子というわしの姉がおった、その姉が死んだから東京にきたばってん、もう帰らないけんとよ、お前にオバサンのアパートの始末を頼む」と言い残し、お骨をもって帰って行きます。 笙は仕方なく伯母さんのアパートに行きますが、そこは汚いゴミだらけの部屋、おまけにアパートの住民から伯母さんは「嫌われ松子」とよべれて居た事を知ります。 伯母さんの部屋から出てきた、太陽の搭のキーホルダーと若い女性が着物を着てひょっとこのような顔をした写真が気になります。 松子(中谷美紀)は幼い頃から父(柄本明)の愛情が欲しくて気を引こうとするのですが父の関心はいつも病弱な妹のことばかり、ある日父といったデパート、夢のような時間、屋上で食べたパンケーキ、催しで見た芸人がひょっとこの顔をしました、松子も父を笑わせようとひょっとこの顔をして見せます。 クスッと笑った父、以来松子は父の感心を引きたいときや窮地に陥った時、無意識に可笑しな顔をしたしまうのでした。 23歳になり中学校の教師になった松子、父の思い通りの娘になりたくて・・・ そんな時、修学旅行中旅館の売店からお金が盗まれてしまいました。 犯人は松子のクラスの生徒ではないかと先生方、松子は教師らしく生徒の龍洋一に問いますが、認めません、仕方なく謝りに行っ他のですが逆に追い詰められる結果になってしまいます。 窮地に立たされ、学校を辞めるはめになりました。 憧れていた男性教師とのこともあきらめなければなりません。 家に帰り妹を見てると憎らしくなり、思わず首を・・・ 母にみつかり、家を飛び出してしまいます。 そこから松子の人生は狂い始めました。 売れない小説家(宮籐官九郎)と同棲し、暴力に耐えながらも才能を信じ、未来を夢見る日々、でも弟からお金を借り、父の死を知らされた日に、彼は目の前で自殺してしまいます。 悲しみにくれる日々かと思われましたが、小説家のライバル(劇団ひとり)と関係を持ってしまいます、水曜日しか来ない彼との未来を夢見るんですが、奥さんにバレ愛情が無かったことを知らされます。 からだがよかった・・・といわれた松子は以前面接を受けたけど、どうしても出来なかったトルコ風呂に行き、トルコ嬢になります。 そこでも一生懸命にガンバル松子はたちまちナンバーワンに! 新しい時代がやってきて、女子大生ブーム、やがて松子は首になり流転の日々が・・・ その後松子は人殺しをしてしまい、刑務所に入ったり、刑務所で美容師の資格をとり美容師になったり、やくざになった教え子の龍洋一(伊勢谷友介)と同棲したり波乱万丈に生きます。 最後は殺されてしまうんですが、松子の人生と笙の今、笙は松子のことが知りたくなり、そうすると松子のことを知ってる人が現れ、笙に松子のことを話してくれるのでした。 いつも一生懸命なのに、愛されたい愛したい、一途な松子、でもいつも報われない・・・ 父の愛情は、父が無くなってから見た父の日記、松子が出て行ってから毎日日記の最後に書かれた「松子から連絡なし」の一行でした。 中島哲也監督は「下妻物語」の監督でやはりカラフルで綺麗な画面と夢の中のようなシーン、 音楽も昔の歌やオリジナル曲が沢山流れ、また歌われます。 中谷さんも綺麗な声で沢山の曲を歌ってられます。 共演者は癖のある人がたくさん出てます、カンニングの竹山くん、名脇役の甲本雅裕さん、角野卓造さん、木野花さん、土屋アンナちゃん、木下ほうかさん谷原章介さん山田花子ちゃんそして歌も歌うBONNIE PINKちゃんAIちゃんなどなど・・・ 可笑しくて笑ってしまうシーンも沢山あり、哀れで、でも懸命な姿に感動したり 最後の方では映画館のあちこちからすすり泣く声が聞こえました。 私もちょびっと涙が・・・ 前からいいなぁ~と思ってましたが中谷美紀さんとってもよかったです!! 共演者もよかった~ 谷原章介さんなんか爽やか男子教師で歯がキラリ!とするんですが、真っ暗なところに居ても歯がキラリ!とするんですよ~、歯だけ!可笑しかったわ~ 笑いたい人、泣きたい人、歌いたい人、感激したい人、ぜひ見てください。 とってもよかったです~ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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