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カテゴリ:2009.3
中国留学をきっかけに始めたブログを、3年ぶりに再開してみようと思います。
まずは、未だにこのブログにアクセスしてくれている方がいたことにびっくりしました。 中国留学がその後の私の人生にどう影響したのかと言えば、まだ一言では言えませんが、確実に留学をする前に想像していた現在の生活とは変わりました。 留学する前は、正直、1年とは言わず、半年くらい中国生活を楽しんで、日本に帰ってからまた以前の仕事に戻ればいいかなくらいの軽い気持ちでした。 ところが半年後、もう少しまともな中国語のレベルに達するために、あと半年残って勉強したいという気持ちになったんです。 結局1年滞在した中国では、沢山の国の人と出会い、国や家族によって置かれている環境が全く違う人がいることを知ったり、以前よりも自分の思いを素直に相手に伝えることができるようになったりと、とても得ること多くて色んな意味で成長しました。 中でも、初めての一人暮らしをしたことによって、炊事・洗濯・掃除など、一般的な家事を自ら出来るようになったのは、家族も大喜びでした。私の場合、日本にいたらありえなかったですね。 留学後は、周りの誘いもあったので、一時は中国に残って就職というのも考えましたが、やはり一度日本に戻って、家族に相談しようと帰国しました。 帰国後、中国にいた時と環境は変わり(当たり前ですね)なぜかぽっかり心に穴が空いたようになっていた時、シンガポール行きを考えました。 当時、私が集めた情報では、シンガポールは英語・中国語圏のため、2ヶ国語を使って生活をしているとのことでした。中国語を生活レベルくらい話せるようになって、私でも、中国以外の外国で暮らせるんだという嬉しさと、ついでに英語も習得できるという期待があり、綺麗で安全な国ということからとても魅力的でした。 ところが実際にシンガポールへ行ってみると、期待を裏切ることばかりでした。中国語と言っても勉強した普通語とは言えないため、聞き取りにくいことも多く、時には文法も単語も違うんです。かといって、完全に理解できないわけでもないので、どうしても苦手な英語よりも中国を使ってしまい、11週間通った英語学校は全然効果がありませんでした。 しかも学生として滞在していたために収入なしの上、物価が高いんです。そんなわけで思い通りに行かないことが多くて、毎日、日本に帰りたいと思っていました。 ただ、シンガポールには単身で来ている日本人女性がとても多いことを途中で知り、そんなに住みやすい国で自分だけ楽しめていないのが悔しいという気持ちもありました。でも、シンガポールの魅力がわからない。。。 そして、学生ビザでの滞在期限もあと少しとなったころ、運命にかけたんです。ビザが切れる前に仕事が見つかったら、もう少しここに残って、シンガポールを好きになってから帰国しようと。見つからなかったら、この国とは縁がなかったと思って、日本に帰ろうと。 結果、仕事が見つかって、今も同じ会社で働いています。もう、2年ちょっと経ちました。 社会人としてシンガポールで生活し、見る角度が変わりました。不満も不便さももちろんあるけど、だんだん生活しやすくなってます。仕事の環境にも恵まれてるし、プライベートの時間を有効に使えるところが大きな要因だと思います。何といっても無駄な通勤時間がないし、残業は時々あるけど、習慣になってない。有給も取りやすいので、日本への帰国はもちろん、海外旅行も気軽に行ける。私には非常にありがたい環境です。 そんなシンガポールでの生活を綴っていくことにしました。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
Mar 14, 2009 03:33:13 AM
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