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「残花抄」で長橋中尉の愛人である赤坂芸者の小勇の側から 2.26事件を書いてきましたが、書きながらも、中尉の妻はこれを どのように受け止めて生きていったのかと思うことしきりでした。 2.26の首謀者の一人として逆賊のレッテルを貼られて処刑された 将校の妻は、それからどのように生きていったのか、と思うたび 女の立場からすれば、その残された者の人生が並大抵では なかっただろうと、想像するだけでも、ため息がもれるのでした。 来週から「忘れ花」では、長橋中尉の妻光子の側から見た2.26を 書いてみようと思います。 なにとぞよろしくおつきあいを願います!
ちなみに「忘れ花」とは、帰り花、または狂い咲きともいい、 冬に季節はずれに咲く花のことをさしております。 桜や梅、すみれなど、季節をたがえて咲く花の哀れさが あります。
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Last updated
2006年10月15日 13時41分17秒
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