早春賦がぴったりの季節になりました。この早春賦、オカリナの楽譜では、ヘ長調のものばかり、目に付きます。中田章の元譜を見てみますと、これもヘ長調になっていますので、元譜どおりです。
したがってアルトC管で吹くわけですが、変わった伴奏音源を入手しました。それは、ヘ長調ではなく、ニ長調になっています。このニ長調の音源に合わせて、ニ長調の楽譜を書いて、教室で素敵な伴奏に合わせて、吹いてみていただきました。するとこのニ長調の早春賦、また独特の情緒があって、ヘ長調とは違った魅力があることが、分かりました。 本当に心から春を待ちわびる情感が、伝わってくるのです。
まず最初は、元譜(原譜)に忠実に演奏することを心がけていますが、大切なことは、作曲者の情感を、充分に伝えられる演奏をすることなのは、言うまでもありません。この早春賦を、オカリナで吹くにあたって、そのことを私達に、あらためて教えられたように思います。
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最終更新日
2014年02月20日 08時46分45秒
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