「以前にテレビで、シルクロードの放送を観た時、バックに流れていた日本を代表するオカリナ奏者が吹いていおられた曲が、とても印象的で、忘れられないんですよ。何の曲かお分かりでしょうか?」
施設でオカリナ・コンサートを終えて、会場のお一人が車椅子で近寄ってきて、お声をかけてくださいました。
「多分、『シルクロード』という有名なオカリナの曲でしょう。作曲された『喜太郎』という方の演奏だと思います。」
「じゃあ、その『シルクロード』を聴かせてください。」
「いいですよ。去年その『シルクロード』を吹きましたので、今年はブラームスの『眠りの精変奏曲』にしたんです。来年、『シルクロード』を演奏しましょう。楽しみにしていてくださいね。」
こうして来年のリクエストもいただいて、気を良くして自宅に帰ってきてから、ハッと気付きました。
―『シルクロード』って言ったけれど、NHKの『シルクロード』の放送なら、ひょっとしてオカリナ奏者、宗次郎のデビュー作、『大黄河』だったかも知れないな。確かにシルクロードはオカリナでもよく演奏されるけれど、『シルクロード』の元譜は、喜太郎の『シンセサイザー』の代表作なのでー
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最終更新日
2014年11月10日 17時25分05秒
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