“カッチーニのアヴェマリア” は、ウラジミール・フィオドロヴィッチが生前に、“カッチーニのアヴェマリア” として発表した、といわれています。ところが実際は、フィオドロヴィッチは、作者不詳として発表している、という説が有力です。
彼が無くなって年後の1974年にリリースされたアルバムに、D.Caccini 作曲と記されていたので、それ以降、“カッチーニのアヴェマリア” として、広く世界中に広まってしまいました。
ここにもう一つの謎があるのです。Caccini はルネサンス時代に活躍した作曲家、Giulio Caccini ですので、D.Caccini ではなく、G.Caccini になるはずなのです。ところがリリースされたアルバムでは、D.Cacciniになっているのです!
これをきっちり説明して解明されてはいません。
何はともあれ、“カッチーニのアヴェマリア” は、とてもおごそかできれいな旋律で、歌詞も単調で、広く世界中で歌われ、独奏楽器で演奏され、岡梨奈孝至も “バッハ=グノーのアヴェマリア” と並んで、クリスマス・シーズンによく演奏します。
お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2016年11月15日 16時44分36秒
コメント(0)
|
コメントを書く
もっと見る