ある時期、魚釣りに凝ったことがあります。多分釣り人は誰もそうだと思うのですが、魚を釣り上げるのが楽しみではなくて、釣りに出かけて、釣り糸を垂らし、魚と対決して、釣り上げる、何にも釣れないこともある、その一連の過程が、たまらないのです。
若いころ、池が上の丘と、下のほうの2か所にあり、上の池で釣りを楽しみ、釣れた魚をすべて下の池に放流していました。朝起きて、6時半ごろに釣りに出かけると、よく釣れることを知りました。
ある朝、いつものように釣っていたら、1分間に5、6匹釣れて、10分間余りの間に、何十匹も釣れたのです!全部いつものように下の池に戻したのですが、私の釣りは、その時に終わり、その後は釣りをしようと思ったことはありません。
物事が続けられるのは、うまくゆく時と、色々工夫しても、うまくゆかない時があり、それを乗り越えようとする目標や、乗り越えた時の、代えがたい喜びがあるからだと思うのです。
お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2016年12月08日 01時40分37秒
コメント(0)
|
コメントを書く
もっと見る