岡梨奈孝至がオカリナを始めたのは1999年です。今でこそオカリナでクラシック音楽がよく演奏されますが、当時はクラシック曲はほとんど演奏されませんでした。私はクラシック曲をオカリナで演奏してみたい、というのが、オカリナを始めたひとつの課題でしたので、色んな西洋音楽を、オカリナで演奏する取り組みをしていました。
その代表例に、今でこそオカリナ用の楽譜が出版されている、モーツアルトの「アイネクライネナハトムジーク」、ヴィヴァルデイの「四季」、それにフルートやヴァイオリンの楽譜しかないグルックの「精霊の踊り」、クープランの「恋のうぐいす」、伝ヴィヴァルデイの「忠実な羊飼い」より “Preludio” などです。
その後、皆さんに喜んでいただけるような曲をどしどしプログラムに取り入れるようになて、少しずつクラシック曲がプログラムから押しやられてゆきました。