テレビで群馬・福島・新潟の3県にまたがる日本最大の高層湿原・尾瀬の、豊かな自然を紹介する番組に、たまたま遭遇しました。
尾瀬と言えば6月頃が見頃の、まだ雪を残す湿原に、花開き始めるミズバショウが有名で、いつか是非出かけて、この目で確かめてみたい、と秘かに思い続けている場所です。
その尾瀬の自然を紹介するテレビ番組に、釘付けになって観ていたら、突如、予想だにしなかった非常に珍しい自然現象、「白い虹」が映し出されたのには、びっくりしました。
もちろん、白い虹があることも、その白い虹が、尾瀬で見られることも、知りませんでしたので、自然の不思議さ、奥深さに、ただただ驚くばかりです!
この白い虹、白虹(はっこう)と呼ばれたり、霧虹とよばれたりする現象だそうです。
虹というのは大気中の雨粒がプリズムの役目をし、太陽光を分解して7色の帯を創りだすのだそうですが、尾瀬では雨粒よりももっと粒子が小さい霧粒や雲粒のために、うまくプリズム効果が起こらず、ただ水蒸気を反射するのみの、白っぽい虹になってしまうのだそうです。
この白い虹、東京の青梅市と、神奈川の厚木市でも見られた、という報告があります。