テナーG管は今から18年前、教室を始めて最初のクリスマス・コンサートの時から、ブラームスの子守歌を演奏するために、購入して吹いていました。
その頃はテナーG管はアケタしか入手出来ませんでした。そのテナーG 管は、自分で微調節してほぼ完璧なまで調律し、何年か愛用していました。
その後、色んなオカリナ製作者によってテナーG管が制作され、いくつかの楽器店から市販されるようになり、より良いテナーG管を求めて、結局、現在まで8本購入し、そのうち3本を愛用しています。
気温の変化に、より敏感なオカリナは、冬場には適しません。昨夜は正しい音程でよく響いたのに、今夜は音程が下がって、響きも良くない、といったことが、よくあります。
この一週間でも、良い音色のテナーG管だな、と思って可愛がっていたら、急に音程が下がり、あまり響かなくなってしまいました。そんな時、今まで吹いていたテナーG管は、どんな調子だろう、と思って、吹き比べをすることになります。
今夜もテナーG 管の、高い「レ」の音だけが、どうしても音程が下がってしまいます。せっかく調律したはずなのに、です。そこで、今でも愛用している、他の2本と吹き比べてみると、今夜はずいぶん以前に購入した2本目のテナーG管が、いちばん音が安定していて、良く響くのです。
寒いあいだは、この2本目のテナーG管を愛用することになりそうです。