大学病院のロビーで、今年もオカリナ・コンサートをすることになったのですが、どんな曲が相応しいのか、今一度考えてみることにしました。静かに、心に染みわたるような、聞いていてやすらぎを覚える曲が、皆さんに喜んでいただけるように、思われます。
最近のコンサートでは、プログラムから遠ざかっていた曲で、ブラームスの『眠りの精』変奏曲を引っ張り出してきて、今夜、音合わせをしてみました。もとはブラームスの『14の子どものための民謡集』の4番目の曲で、『砂の精』という題が付けられています。夜、子ども達を眠りに誘うために、砂の精が、砂をまぶたに静かに乗せる、という言い伝えに基づく民謡で、ブラームスが編集した民謡集の中の1曲です。
これをフルートとハープのために変曲されたものを、オカリナで吹けるように変曲し、ピアノ伴奏で演奏しています。とても静かな響きで、しかも優雅さがあり、オカリナの良さも充分出せて、病院のロビー・コンサートのプログラム曲に、ピッタリのように思われます。
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最終更新日
2018年03月23日 23時17分47秒
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