美味しいイチゴの銘柄のような名前の『王糖姫』。実は品種改良されたミニトマトのブランドのひとつです。
一味違う食品が豊富に揃い、つい買いものかごに次から次へと入れたくなってしまう、JR大阪駅にあるikariスーパー。大阪人なら誰でも知っているそのikariスーパーで、昨夜、ピチピチしたとても美味しそうな、長径トマトを見付けました。それが「王糖姫」だったのです。
ひと目惚れで見ただけで、あまりにも美味しそうなので、値札も見ずに、つい買ってしまいました。美味しい秘密は、『王糖姫』の名の通り、糖度が高く、調べてみると、糖度7.0以上のものが、『王糖姫』として合格なのだそうです。
もう一つの特徴は、これはどこにも記載が無いのですが、私はトマトの付け根の蔕(ヘタ)だと思います。5枚の蔕が元気よく反り返って、シャンとしているのです。普通のトマトは2,3日経つと、蔕が縮まって、原形をとどめなくなり、ひどいのは、店頭に並んでいる間に、蔕がチンチクリンのトマトが、平然と並んでいたりします。
そんな中で、『王糖姫』の蔕は、冷蔵庫で保存していると、2,3日はまるで『カタクリの花』の、あの反り返った花弁が、連想されるように、長期間シャンと反り返っています。いただく前に、この元気に反り返っている蔕を見るだけでも、元気付けられるというものです。
ちなみに『王糖姫』は、JAみなべいなみが商標を取得している青果物としての商品名で、品種としてはサカタのアイコとなります。これを高糖度栽培し、ブランド化したものが王糖姫なのだそうです。