『春の唄』は、長い冬が終わって、やっと訪れた喜びに満ちた歌詞で、メロディも明るく、謳っていて気分が晴れやかになります。ただ、その歌詞は、というと;
赤い花束 車に積んで すみれ買いましょ あの花売りの
これはどう考えても、日本の情景では、考えられません。
花売りが、すみれを売るというのも、みような話です。
まだあります。
姉と妹の あの小鳥屋の 店の先にも春が来た
どう考えてもヨーロッパのどこかの街の情景です。
でも作詞者は、喜志邦三という、れっきとした日本人です。
おそらく空想の世界の、『春の訪れ』を唄ったのでしょう。
歌詞はともかく、元譜はト長調で、軽快で明るい雰囲気の唄です。そこで、オカリナで吹くのに、伴奏がほしいので、探していたら、ひとつだけ you tube で見付かりました。
ところが、その伴奏がト長調ではなく、ヘ長調なのです。仕方が無いので、楽譜をヘ長調に書き換えて、教室で吹いていただくことにします。
ただ、ヘ長調の『春の唄』は、ト長調のようなキリッとしたところに欠け、うららかさが強く出てしまうところが、いささか気になるところです。
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最終更新日
2018年04月03日 00時20分05秒
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