「もしもし、今年も伊奈波神社で『篝火コンサート』を開催されるのですね。」
2年前にご両親だけで、わざわざ大阪から駆けつけてくださったAさんからのお電話です。
「今年は子供を連れて、是非、篝火を焚いてのライブ・コンサートを、聴かせてあげたいんです。」
Aさんのお子さんは、生後2か月から岡梨奈孝至が主治医で診せていただいている、とても重度の患者さんです。Aさんご夫妻は一生懸命お育てになり、今では親子3人でハワイに出かけたり、タイの象の群れを見に、連れて行ったり、非常に前向きの姿勢で、人生を歩んでおられ、主治医のはずの私が、逆にいつも元気をいただいているお方です。
「この子は、岡梨奈先生に診ていただくために、連れて行くと、とても嬉しそうにするんですよ。その笑顔で、私と主人は、苦労が吹っ飛ぶのです。さすがにタイで、象に乗せてあげることは出来ませんでしたが、タイでも、とても嬉しそうで、連れて行ってあげて、ほんとによかった、と思いました。」
2年前に同じ申し出があった時は、篝火コンサートの会場の神社の石段を上がるのが危い、という理由で、お断りしたら、「石段の下でも充分聴いて、ライブ・コンサートを楽しめることが、分かりましたよ。」とおっしゃいます。
2年前は、大阪の施設でコンサートをした時に、施設にお願いして、Aさん親子をお招きして、お聴きいただいたのですが、やはりライブ・コンサートを、聴かせてあげたいのだ、という熱意を、持ち続けておられるのです。
そこまでおっしゃられて、お断りするのは、申し訳ないと思い、会場の石段の上までは上がれなくても、階段の下でお聴きいただくことになりました。
どうぞ、お気を付けていらしてくださいね。
お気に入りの記事を「いいね！」で応援しよう
最終更新日
2018年04月07日 00時50分05秒
コメント(0)
|
コメントを書く
もっと見る
A社スタッフ@
