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カテゴリ:感動
(つづき)
バラードとは、スローテンポで、ストーリー性を持った感傷的なメロディを言います。ショパンのバラード第3番は、『水の精』という特異なストーリーに沿って、展開してゆきます。A新聞社のロビーコンサートのプログラムの最後は、このバラード第3番でした。『水の精』のストーリーは、以下のとおりです。 狩人の青年が、杜の中の水辺で、とても魅力的な女性に出会いました。彼はついその女性に恋心を抱きます。この女性が、水の精だったのです。そのあと、彼女はどこかに消えてしまい、この青年が本当に自分を愛しているかを試すために、まったく違う外見で、彼のもとに再び現れて、誘惑するのです。 彼は姿を変えて自分の前に現れたこの女性が、もとの女性(水の精)とは知らず、また恋に陥ってしまうのです。そこではもとの女性(水の精)は消えていなくなっているのですから、その青年が、再び彼の前に現れた水の精とは知らず、恋焦がれるのは、ごく自然な成り行きだと思うのですが、水の精は、他の女性に恋をした、と言い張って怒り狂うのです。 この部分が、岡梨奈孝至には理解しがたいところです。 やがて物語の最後で、彼女は元の姿の水の精に戻り、別の女性を恋焦がれた、と言って、その青年をののしり、水中に引き込んで、殺そうとします。それでもその青年は彼女(水の精)を愛し続ける気持ちが深く変わらないので、水の精の思わく通り、幸せな気持ちで死んでいく、という哀しい物語です。 日本のお話とは文化のまったく違う西洋のお話で、恋物語でもこれだけ違うのかと、異文化に今さらながら驚いて、いささか受け入れがたいストーリーではあります。もっとも今の西欧の文化は、もとをただせばギリシャ神話に、その起源があると思えば、このような結末も、西欧では、ありかなと、ひとり納得しています。ギリシャ神話には、私達日本人には、到底受け入れがたいお話が、たくさんあるから、です。 この『水の精』、ロマンチックというより、青年の恋をめぐるショッキングな物語ですね。このバラード第3番は、ショパンの4つのバラードの中で、唯一、詩と音楽が一致するものだと考えられているそうです。 ここで『水の精』の物語を思い浮かべながら、ショパンのバラード第3番を聴いてみるのは、いかがなものでしょうか。帰宅して、もう一度 You Tube で、このバラード第3番を、聴きなおしています。 水の精はこんなところから生まれたのでしょうか? お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2018年11月09日 23時54分54秒
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