A地区文化祭でのことです。出演を間近に控えて、リハーサルをしてみますと、2部合奏で、どうも2nd part が音量が足りないように聞こえます。
「ちょっと2nd part がo音が弱いようですが、どなたか休んでおられるのですか?」
「いえ、皆さん全員そろっておられます。」
私はそれを聞いて、何も言わずに、そのままリハーサルを終えました。
そして本番がスタートして、聴いていたら、1st part と2nd part の音量のバランスが、とてもうまい具合に、そろっているではありませんか!
皆さんの出演を終えて、控室にもどってこられてから、
「マイクも使わずに、とても音量もよく、広い会場のすみずみまで、響き渡っていましたよ。1st と2nd のバランスもとてもうまくとれていました。2nd part のみなさんが、頑張ってくださったのですか?」
「はい。リハーサルで、2nd part が弱い、とおっしゃったので、本番では頑張って吹きました。」
リハーサルのあと、その場に及んで、「2nd part のみなさん、もう少し頑張って!」と、敢えて言わなかったのが、かえって良い結果をもたらしたようです。これも普段の教室での、皆さんとのやりとりの積み重ねが、良い結果を生んだのだと思います。
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最終更新日
2018年11月13日 00時27分51秒
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