オカリナと西洋音楽

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2019年04月20日

カテゴリ：オカリナでクラシック

そもそも岡梨奈孝至がオカリナを始めたきっかけは、オカリナでクラシック曲を演奏してみたい、と思ったからです。そしてクラシック音楽に限らず、ロマン派、国民楽派、バレー音楽など、広く西洋音楽をオカリナで演奏する工夫を、重ねてきました。

ここで振り返ってみますと、オカリナで吹いてみて、とても良く似合う西洋音楽と、それほどでもないと曲が、どうしても分かれてくる、ということに、気付きました。どの曲も、これはオカリナに似合いそうだ、と思って試みるのですが、です。そこで、ピアノ伴奏をしてくださっているピアノ専門のAさんに、ひとつ質問をしてみました。どの曲も、演奏した経験のある曲ばかりです。

「次に掲げる曲で、伴奏してくださっていて、いちばん聴衆の皆さんに喜んでいただける曲は、どれでしょうか？」

ヴィヴァルデイの「四季―冬ーよりLargo」
チャイコフスキーの「アンダンテ・カンタービレ」
伝ビバルディ（シェドビク）のフルートソナタ「忠実な羊飼い」より第2番第一楽章、プレルーディオ
クープランの「恋のうぐいす」

即座に答が返ってきました。
「私は、伝ビバルディ（シェドビク）のフルートソナタ「忠実な羊飼い」よりプレルーディオだと思います。」

これは、岡梨奈孝至が好きで、得意である曲を、考慮しないでいただいた答です。というのは、Aさんは、岡梨奈孝至の好きな曲も、得意な曲も全部知り抜いておられるのです。

私は、このAさんの答が十分納得出来ます。ヴィヴァルデイの「四季―冬ーよりLargo」とチャイコフスキーの「アンダンテ・カンタービレ」は、弦楽合奏曲です。クープランの「恋のうぐいす」は、クラブサン組曲で、どちらもオカリナとはかけ離れた楽器の曲です。

伝ビバルディ（シェドビク）のフルートソナタ「忠実な羊飼い」よりプレルーディオが、この中では唯一、管楽器のフルートの曲で、オカリナで吹いてよくマッチする曲、と言えるからです。

他に、ブロックフレーテの曲も、オカリナに良くマッチします。