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カテゴリ:教養
こんなに面白い、というより魅力的なお話が、毎夜王様に聞かせてゆく形で進行する千夜一夜物語。王様に仕える宰相の娘のシェヘラザードが、毎夜、褥を共にした女性をなきがらにする王に、自ら身を挺して、毎夜、自分の命ながらえるために物語を聞かせ、その物語を綴った説話集の一大文学作品です。
私が興味を強く抱いたのは、真偽のほどは計り得ませんが、作者、というより説話の語り部が女性という設定です。あの、男尊女卑が顕著だったはずのアラビアで、です。これは平安時代に皇室で仕えた紫式部が「源氏物語」を遺し、清少納言が「枕草子」を著したのと、一脈通じるように思うから、です。 ただ、日本の場合は、本当にこの二人の才女が、作品を遺したのですが、千夜一夜物語を語った女性が実在したかどうかは、分からず、男性が女性の名を借りて説話をまとめたのかも知れません。書き出しの一節はどう考えても、男性思考に基づいていますので。 今、問題にしているのは、後世にまとめた著者ではなく、説話そのものの作者のおはなしです。 ここまでしたためて、はたと気付いたことがあります。とても重大なことです。というのは、書き出しの一節は、男性思考、と言いましたが、一日本人男性として、そう思うだけで、ひょっとして、アラビアの貴族社会では、女性思考であったかも知れない、のです。 そうなると、別に女性が千夜一夜物語を語っても、何ら不思議ではありません。むしろ民話として語ったのなら、女性の方が役割として、ふさわしいように思われます。 もっとも千夜一夜物語自体が、古くから伝わる説話をまとめたのものに、後世の編者がお話を書き加えたものなので、語り部が男性か女性かは、あまり問題にする意味がないとも言えます。更に、千夜一夜物語は、アラビアンナイトではなく、インドからアラビアに伝わったインディアンナイトだという説もあるくらい、その起源は不確かなようです。もっともインドも広くはイスラム圏であった時代を考えると、民話の発祥地は、広い地域にわたっていて、不思議ではありませんね。。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2020年04月27日 12時29分17秒
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