ショパンの『前奏曲第7番』との格闘

2023年02月18日

カテゴリ：ピアノ

「次はショパンの『前奏曲第7番』ですね。」
『おとなのピアノ』の先生は、「これはむずかしそうだな～。」と思っていても、そんな素振りも見せない生徒に、弾けるのがあたりまえのように、おっしゃいます。

家に帰って、さてどうしたものか、練習はするのですが、どうあがいても、とても指がついて行きません。そこで生徒は、考えました。もっとやさしくて愉しい曲を、練習しよう、そしてショパンの『練習曲第7番』も並行して、練習してゆこう、と。

そこでまた別のポピュラー・ピアノ曲集から、『モスクワ郊外の夕べ』をきっかけに、『ドナ・ドナ』を練習しながら、『前奏曲第7番』を弾き続けました。

『モスクワ郊外の夕べ』を及第し、『ドナ・ドナ』も及第すると、先生はおっしゃいます。
「またポピュラーピアノ曲集から、愉しい曲を探してみましょうか？」
「分りました。どの曲にするか、ちょっと考えさせて下さい。」

そしてついに本格的に、『前奏曲第7番』に取り組むことにしました。
「なかなかパッと指が移動出来ないで、ソーミーファレーレーレーのファとレの音符に、間があいてしまうんです。ラーファーソドードードーのソとドのところにも、間が。」

「そこは気にしないで、ペダルを踏み続けて、落ち着いて弾けばいいんですよ。最初は間があいてしまってもいいんですよ。そのうちに、少しずつ間が縮まってくるんですよ。」

そうして何度も練習していくうちに、先生がおっしゃるように、少しずつ指が移動出来るようになって、間が開かなくなっていったのです。

そしてうまく弾けるようになってから、「ここまでおいで」が上手な先生は、ポツリとおっしゃいました。
「この曲は、岡梨奈さんは、もう弾かれないのかと思っていたのですよ。」
（1月12日の blog を、もう少し詳しく述べてみたものです。）

お気に入りの記事を「いいね！」で応援しよう

最終更新日 2023年02月18日 09時44分40秒
コメント(0) | コメントを書く

[ピアノ] カテゴリの最新記事