「オカリナは、気温の影響を受けやすく、夏は音程が上がり、冬は逆に音程が下がって、音程を一定に保つのに、苦労します。フルートはいかがですか?」
「フルートは、基本的には管の長さを調節して、音程を合わせます。首の角度を変えて、音程を調節することもあります。音程が高い場合は少し顎を引き、唇を被せ気味に吹きます。
又、フルートは吹き口の穴にどれくらい唇をかぶせるかによっても音色や音程が変わってきます。音を伸ばしていると段々と音が下がっていくので、伸ばし終わり(特にpianissimoで音を伸ばして終わる場合)は顔を上げて音程を保ったりします。」
「フルートの場合は、色々工夫ができるのですね。オカリナは寒い季節にはカイロで温めたり、暑いときは、私は穴をビニールテープで塞いで、音程を調節したりしています。
オカリナは、首の角度ではなかなか調節は出来ません。ただ、息の強さや、吹き込む速さを変えても、音程が変わってきます。息を強くしたり、息の吹き込みのスピードを上げると、音程は上がります。」