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オカルトな視点で見てみると世の中不思議なモノだらけ

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2013年10月20日
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カテゴリ:アンチエイジング
肉・魚が食べ放題の原始人食ダイエット

肥満を解消するためには、どうすればいいのか?
その答えを探すには、人類の肥満の歴史を紐解く必要がある。
そもそも、人類が爆発的に増加するきっかけとなった事件は、
人類史で2度ある。
ひとつは約1万年前に起こった農耕革命(農耕の開始)であり、
もうひとつは18世紀に起こった産業革命だ。
肥満は、この農耕革命によってもたらされた。

狩猟・採集時代には、人類はその日に食べる分の食料しか持たなかった。
しかし、農耕革命によって約260万年続いた食事内容が激変し、
その日に食べる分を超える食料を持つようになったのだ。

食事内容の激変は、
食事量の変化以上に大きな変化を人類にもたらした。
穀類は、一部の人に肥満を生みだし、
また平均寿命を約40年から約20年へと半減させたのだ。
そして、この半減した数字は、
先進国においては18世紀後半までずっと変わらなかった。
産業革命によって手に入れた清潔な衣服や暖かい住環境によって、
平均寿命は農耕以前の水準へと徐々に回復していく。

人類の遺伝子が、食事内容の激変に対応できなかったのだ。
そして、その状況は今も変わらない。
この遺伝子に合わない食事が人を太らせ、
多くの病気を生んでいるのだ。



だからといって、
1万年前そのままの食事を摂るべきだという暴論を、
本書で吐くつもりはない。
タイトルを見て、「原始人の食事を摂るの?」と
失笑をもらした人も、安心して大丈夫だ。
現代的にアップデートされた「原始人食」は、
とてもおいしく、調理も簡単なのだ。
そんな原始人食を、本書では多数紹介している。

原始人食を始めれば、大抵の方は、
1カ月程度で適正な値まで体重が落ちる。
私自身の経験でいえば、2週間で体重は5キロへった。
何より、体に気力が満ちあふれ、
ポジティブな気持ちを持てるようになる。
病気の方であれば、回復に向かうことだろう。
遺伝子に合った食事は、
私たちの体に革命的な変化を起こすのだ。
原始人食ダイエットの世界へ、ようこそ。

崎谷博征

著者について:崎谷博征(さきたに・ひろゆき)
総合医、医学博士。
1968年、奈良県生まれ。奈良県立医科大学卒業。同大学院修了。ガンの研究で医学博士を取得する。脳神経外科専門医、臨床心理士。一般社団法人パレオ協会代表理事。
国立病院機構大阪南医療センター、医真会八尾総合病院をへて、私立病院の副院長を務める。2012年、みどりの杜城南クリニック(熊本市)を開業し、ガンをはじめとする難病の患者さんの在宅診療中心に院長として従事する。また、崎谷研究所を設立し、全国5000人に及ぶ難病の方々の根本治療を指導する。
現在は、米国の最先端医学・栄養学である「精神神経免疫学」や「原始人食(ナチュラル・パレオダイエット)」を研究し、生活習慣の改善による自然治療、及び土壌からの健康改善の活動に力を注ぐ。その一方で、無肥料・無農薬の自然栽培・草食放牧家畜運動を展開し、「食と健康」の啓蒙運動を全国各地で行っている。
著書に、『「原始人食」が病気を治す』(マキノ出版)、『医療ビジネスの闇』(学研パブリッシング)、『間違いだらけの食事健康法』(技術評論社)などがある。





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最終更新日  2013年10月20日 14時04分29秒
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