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真夜中のお茶会

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2006.10.25
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原作は知らない。先入観無しに聴いて、聴き入ってしまった。
私、この話……ドラマCD好きだ!


CD 願い叶えたまえ1/西田東 サイバーフェイズ



 サイバーフェイズ・CDフェア秋 応募者全員サービス対象商品☆【10/25・予約特典付】●願い叶え...

鈴村健一(絹川祐介)
吉野裕行(深見 光)
三宅健太(工藤)
花田 光(有島) / 他

・・・・・・・・・・・・・・・

A-/
(CDの評価:A+~C-)

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
あらすじ

二流ピアニストとヤクザ。住む世界の違う二人の青年。
心を繋ぐのは、ピアノの旋律―――

ピアノの演奏中、俺の頭の中を占めているのは、歌も演奏も聴かず、ただ誰かを見ているあの男の目。
両親の営むカフェでケーキ作りを手伝う絹川祐介は、しがない二流のピアニスト。
祐介には気になる男がいた。
クラブで演奏している自分に鋭い視線を向けてくる青年・深見。
見るものに畏怖を与える彼の視線に、いつしか心を囚われてゆく祐介。
だがある日、深見が突然やってきてピアノを買ったから弾き方を教えてくれという。
心の赴くまま彼のマンションへ足を運ぶようになった祐介だったが、悲しい現実を突きつけられることに。
深見は同性から恋情を向けられることを、激しく嫌悪する人間だった。
そして何より、彼の生きる世界は祐介の理解を遥かに超えていた……。

ピアノを弾いて、ずっと側にいられれば、それだけでいい―――

想いを秘めたまま深見の側にいる祐介。
そんな時、深見への異常な執着を見せる敵対暴力団幹部・有島が動く――!
深見への想いに突き動かされてゆく祐介の人生は果たして――!?
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


話の展開としてはこの後、
罠に嵌められた深見は有島に嬲者にされ、それを絹川が工藤と共に助け出す。

一件回復したかのように見える深見は、その後も有島に使われた薬の禁断症状に苦しめられ、
犯された屈辱も平気な振りをしながらも、心に根深く残っていた。

絹川の深見を見る目。
恋するものを見る目に嫌悪を向けながらも深見は絹川の弾くピアノに安らぎを求める。
しかし、深見は薬の禁断症状が出た時、凶暴な嫌悪感にさいなまれ、
それを見る絹川もまた深見を守ろうと――。

こうしてストーリーを追ってみるとかなり劇的な展開も有るんだなぁと言う感じはするのだけれど、
ただ聴いていると気は派手さの無い淡々とした話運びだなぁと言う感じがした。

地味――なのだろうか。
話自体が、多分そう。
そして声優さんたちが静かに、けれど激しくて、その演技に飲み込まれそうになってしまう。

BLと言うのが憚られるような、でも一応BLなのでしょうね。
派手さと、チャラチャラした感じの無い重厚とはとても言えないけれど、
重みのある…重たい…、ん~、、、やっぱ冷たい激情とでも言うべきか。

絹川の自分ではコントロールのしようのない自分でも持て余している深見への気持ち。
務所からの経験なのか、男に好意を抱かれる事に嫌悪感を持つ深見

この重なりようの無い二人の気持ちが歩み寄っていく様。

淡々とした話運びは原作の文の成り立ちと、演じる声優さんたちの役作りの賜物か。


聴いていて思ったのは、スズとよっちん、どっちが攻!?
本当にどっちになるんだろう???
スズは真面目そうな青年。
よっちんは――ドスを聞かせるように低音で凄ませる――
でも無理をしているように聴こえたのです。
線の細い、それを誤魔化すような聴くのが少し辛い感じの声で――。

最初、吉野×鈴村 になるのかなぁと、吉野攻はキツイなぁと思いながら聴いていたのが、
途中攻られる側に回り、やっぱそっちの方が声が落ち着くと思いつつ、
それならスズが攻なのか!?と、
声のバランスの悪さ、落着き……座りの悪さにそれもちょっと……。

出演されている方々が、落ち着いたトーンでの声の演技だったと言うのもポイントの高さか。
でもやっぱり深見は他の人の演技で聴きたいと思ってしまった。

当初、如何かなと思っていたものの、思いも寄らぬ引き込みに、その雰囲気に参りました!
しかし多分この話は原作を読んでも同じ感動は得られないんっじゃ無いかと……。
ドラマCDだから出せた雰囲気やその演技が、とても良かったと思うのです。
だから、読まない

でも、気になる原作。。。

願い叶えたまえ(1) 願い叶えたまえ(2) 願い叶えたまえ(3)


あらすじを見ていると、不穏な展開に読むのも辛くなる。。。













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Last updated  2006.10.25 23:02:34
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