|
カテゴリ:BL感想|CDメイン
3巻完結になる、その第1巻。
原作読んでいないし、話自体も知らないし、……期待しないで聴き始めたCDでした。 CD 願い叶えたまえ1/西田東 サイバーフェイズ
原作西田東だから話自体は派手ではないだろうな、甘くも無いだろうな、と思って聴き始め、 案の定淡々とした話の運びに、気が付いたら聴き入っていた。 話は派手ではないなら地味なのか? 確かに二流のピアニストとヤクザが主人公で、人生の日陰の部分を地道に歩むような、 苦さと辛さを味わうような始まりで展開で。 煌びやかでもなければ明るくも無く楽しくも無く。 唯、その切なさが聴く事を惹きつけて仕方がない。 絹川@鈴村の、深見@吉野に惹かれてしまう、目の離せなくなる気持ちは、 絹川自身の抱く気持ちのように、不可解ながらも解る気がする。 人の心は儘ならないもの。 ジッと自分の中に押し込める思い、怯え、だけれども抗えないその魅力。 けれど、絹川は一歩を踏み出す事に躊躇い迷い、気が付いたら引き摺り出されていた。 深見は、何を思い何を考えていたのか。それが解らない。 同姓からの好意を嫌悪するのに、絹川への興味は一体なんだったのか。 原作には描いてあったのだろうか。 ドラマCDはそこら辺が曖昧で。。。 そして、深見の行動の真意は一体なんだったのか。 ピアノに今日見合ったから、と言うのは今は少し甘い答えだと思う。 深見の同性からの好意への嫌悪の理由は、とても解りやすい。 それがトラウマのようになっており、また、有島の深見への異常な執着、拉致監禁暴行が、 トラウマにさらに拍車を掛けるようになる。 ――が、それはまた今後の展開に繋がっている部分らしい。 絹川の深見への好意は、まだプラトニックな部分が強く、絹川の為なら、という思いは強いが、 それゆえの奇麗事、おままごとみたいな印象もある。 それが今後どんな風に変わり、絹川自身がどのように変わるのか。 このドラマCDは、話自身が引き込んで止まなかった。 正直キャスティングに、え~~~!っと、難色を示してしまい……。 キャスティングを見て聴く前から思わないでもなかったが、聴いてやっぱり。。。と、 話が思いもかけずに良かったものだから、この聴き苦しさも何とか我慢できたと言った感じで。 吉野君の無理やり絞り出すような低音声は、ハッキリ言って聴き苦しいです。 聴く方が苦しさを感じる声って、それだけでマイナスだと思うんだけれどなぁ。 折角の良さを生かす為にも、もっと考えて欲しかったキャスティングでした。 吉野君自身が悪いとは思わないんですけどね、やっぱり、合う合わないは有ります。
2と3の連動購入応募特典で、 ショートストーリー&声優コメント入り8cmCDが貰えます。 ってことは、買わなきゃ……なのよね。忘れずに!! お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2006.11.12 21:34:22
コメント(0) | コメントを書く
[BL感想|CDメイン] カテゴリの最新記事
|