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カテゴリ:BL感想|CDメイン
今日はこのCDを聴いていた。
事前に聞いていた評判通りの出来の良さに、聴き入ってしまいました。 聴いていたのはこのCDだけじゃないんですけれどね。 根性が無いから書けるのから行ってみようかと。 でもって、今回は取りとめも無く~、イレギュラー的な感想で……。
最初、聴き始めて自分が誤解していた事に気が付いた(苦笑) いや、このCD父冬貴の話だと思い込んでいたと言うか……(-_-;) 何でそんな事を思っていたんだろう??? ……それは父冬貴編が一番好きだから~♪ ともあれ、聴き始めてすぐに和貴編なのは分かりました。 で、長男編よりは好きな話でした、原作、当然読んでいます。 でも、既にうろ覚え。細かいところは、なので棚上げ。 だけれどね、原作を読んだ時には、???だったところが、CDを聴いていて何となく解りました。 和貴は深沢に何をさせたかったのか、何を期待していたのか、何をしたかったのか。 それが解らなかったのです。 何と言うか、最初、和貴の思惑で話は展開されて行くのですが、 それが途中可笑しくなり、 深沢と和貴の駆け引きになり、主従逆転で深沢が和貴を追い詰めていく。 後から振り返れば、深沢が緻密に罠を張り、和貴を追い詰めて行っている図式があり、 和貴は深沢に追い詰められる図式を取りながら自滅しているのですが。 自滅。 深沢はひと目で和貴に嵌り、和貴を手に入れる為に策を弄し、和貴はそんな深沢に嵌って行き、 自分の思惑とは別な地点に辿り着いてしまう。 和貴の思惑は、この退廃した清澗寺家の滅亡――。 その中で静かに滅していく自分。 その立役者として選んだ筈の深沢は、和貴の思惑を外し着々と清澗寺家を立て直していく。 淫乱な冬貴の存在。その父の愛人、伏見の存在。父に似た自分。 倦むべきは、この忌まわしい清澗寺家そのもの。 うん。まぁ、こんな感じの話。 和貴@ノジケンのモノローグ的展開で進んでいく話に、ノジケンの押さえた感じの口調が、 何処か他人事のような、観的というか、自分とは切り離された事のようで、 この作品には合っているかな~、と思った。 でもって、深沢@小西さんの演じる雰囲気が良い。 このトーンの小西さん、好き。とても、好き♪ このCDの出来の良さはノジケンと小西さん他の声優さんたちの力に負うところが大きい。 確かにもとの話の良さも、有るとは思うけれど、CDの出来はそれ以上だと思う。 たっぷり2枚に渡る話なのに、飽きさせずに惹きつけられてしまった。 そうそう、冒頭、伏見と冬貴の情事を覗き見してしまう幼い和貴のシーンが有って、 それが結局後々の和貴のトラウマになっていくのだけれども、 それよりも何よりも伏見×冬貴のシーンが有ったのが……感動~~~!!! んで、これとは別だったと思うのだけれども、 最中の冬貴と和貴の台詞が被るシーンが有って、それが物凄くドキッとしてしまった。 原作に有ったのかも知れないけれど、同じトーンでの音でのインパクトはやっぱり凄いです! そこに、和貴が冬貴に自分を重ねてしまう淫乱さを象徴しているようで、 その声音一つでそこまで感じさせてしまう力には、参りました。 えぇ、もう伏見@遊佐さんがもうエロくて素敵で、 で、ちゃんと若いときの伏見と年を取っての伏見で違うのね。 あ~、でもエロ声は若いときバージョンの方が好き♪(笑) 壮年の伏見の時はシッカリと声を落として、落着きを出して。 ……だから、やっぱり何が何でも冬貴編が聴きたいです! 今の冬貴と伏見からは想像の出来なかった二人の関係。 伏見の苦悩の時代、冬貴が伏見を見つけて落としたと言う事実。 まさに堕ちる様。 早く……!!!!!祈っています。 それにしてもこのCDが楽しかったのは、ガヤ♪(笑) もう~、ハッキリ分かるんだもの~~~。 特にゆっちー、ノジケン、じゅんじゅんが声を駆使して頑張っていると言うのが面白かった。 ノジケンの冬貴との声の差とか、ゆっちーのエロ差を感じさせない声とか、 じゅんじゅんの、頑張って大人声(苦笑)と言うのも、なかなかオツでしたわ。 そう、ガヤを聴くのが楽しみって言うか、あ~~~!ここでまた演っている~♪って。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2006.12.07 11:53:00
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