お茶の時間

田川ミさん「ちちこぐさ　３」
薬売りのトラ吉と4歳になる息子・シロウの旅の物語です。
二人は、年末に里帰りをします。
シロウを育ててくれた姉・タツミの所へ帰ります。
姉には頭が上がらないトラ吉です。
姉は、村でお産婆をしています。
姉は、夫・ソウマと娘・サナ、息子・コウ太がいます。
タツミにはもう一人弟がいます。カノエといいます。
トラ吉には兄です。カノエも薬売りです。
そして、幼馴染のハナ丸とカヤの夫婦もいます。
カヤは、ソウマの妹です。
カヤは、トラ吉の妻・シオリの死のことでずっと悩んでいて・・・。
今回は、里帰りした年末年始の間のお話です。
家族っていいな～というお話でした。
トラ吉もシロウもタツミは、姉であり、伯母であり、母なのですよね。
トラ吉の義兄のソウマと兄のカノエの愛情は少々屈折していますが・・・。＾＾；
それでも心配しているんですよね。ヘンな行動もしていますけどね。
サナとコウ太もシロウを本当の弟のように思っています。
ただ、ちょっとお転婆とやんちゃなので大変です。
それでもシロウも二人が大好きなのでした。
良かったです。（＾＾）
次回は、再び二人の旅のお話になるようです。楽しみです。


オノ・ナツメさん「子連れ同心」
定廻りの同心の立花伊織には、一人息子の巳太郎がいます。
妻を亡くし、父ひとり、子一人の生活です。
伊織の顔は、いつも笑っているように見えます。
なので息子を叱っていても怖がられず・・・。
人柄は良いのですが・・・。
上司の八木には、伊織は叱られながらも可愛がってもらっています。
八木の娘・篠は少し憧れの人です。もう同期の人妻ですが・・・。（＾＾＊）
巳太郎は、木の枝を十手にみたてて、捕り物の真似をしています。
ほのぼのした物語です。
優しい同心の父とその父を大好きな息子ですね。（＾＾）
続くのかと思ったら、これで終わりのような感じです。残念。
描き下ろしで、その後が読めます。楽しかったです。

偶然にも、父と息子のお話2冊でした。
どちらも良かったです。（＾＾）