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カテゴリ:BL系 ・・・ 小説(そのほか)
イラストは、ひたきさん。
飯田実樹さん「空に響くは竜の歌声 紅蓮をまとう竜王」 守屋龍聖(もりやりゅうせい)、28歳。 江戸時代から続く商家だった守屋家は、いろいろな商売をしてきましたが、 どれもすべて繁盛してきました。 しかし、第2次世界大戦後、下降していきました。 若くして祖父も亡くなり、父も亡くなりました。 女で一つで、母が3人の子どもを抱えながら、家を守ってきました。 代々継がれてきた屋敷と蔵がありますが、維持だけでも大変です。 親戚の人たちも家を処分してはどうかといってくれました。 しかし、母は手放したくないといいます。 せめて蔵の中だけでもということで、整理をすることに・・・。 大きな漆の箱がでてきました。中には鏡と小さな漆塗りの箱と巻物が入っていました。 巻物には、代々の家系図が書かれています。 そして、その家系図には数代ごとに「龍聖」という名前がありました。 彼らは、18歳で亡くなっています。 これはどういうことかと思う龍聖です。 母に問うと龍聖が18歳の時に行わなければいけない儀式に使用するものだといわれます。 しかし、母はその儀式をしなかったといいます。それは・・・。 箱を自室へ持ち込んで、見直す龍聖です。 すると・・・・。 気が付くとそこは見たことのない部屋で・・・。 西洋人のような男性がいました。シュレイです。 彼は、リューセイの側近になるためだけに育てられた人物でした。 龍聖がやってきた世界は、龍の住む世界でした。 エルマーン王国という国で、龍聖は、王・フェイワンの妃となるために呼ばれたといわれます。 18歳の時、儀式が行われなかったために王は・・・。 エルマーン王国には、シーフォンとアルピンという種族がいます。 シーフォンの男性は、皆、龍をもって生まれてきます。 それは、それぞれの分身でもあります。 シーフォンは長生きです。 龍聖の醸し出す香りは、すべてのシーフォンと龍に影響を与えてしまいます。 そのため、龍聖は・・・。 王にもジンヨンという龍がいます。 龍聖は、ジンヨンとも仲良くなります。 すべてを受け入れた龍聖。 王と一緒に生きる決意をし、徐々に王と親しくなっていきます。 しかし、ある陰謀が・・・。 飯田実樹さん「空に響くは竜の歌声 竜王を継ぐ御子」 結婚準備の中、陰謀の為、側近のシュレイが龍聖の身代わりに毒に倒れます。 そして・・・。 王・フェイワンと龍聖の結婚の儀式が行われます。 そして、その儀式には龍聖にはすぐには信じられない話が・・・。 しかし、龍聖は・・・。 面白かったです~。 数年前にネットで、読んでいた作品が本になりました。 好きだった先品なので即購入しました。 再び読んでも面白かったです。(^^) 少しネット作品時代と変わった部分もあると思いますが、ほぼ記憶どおりでした。 王の従兄弟にタンレンという人がいます。リューセイの側近のシュレイを思っています。 なかなか報われないのですが・・・。 王の叔父にラウシャンという人がいます。 龍聖がやってきたときにいろいろ画策しますが、・・・。ちょっと堅物ですね。 龍聖とフェイワンがいなくなったその後の話もあって良かったです。 皆、幸せになれてよかったですね。(^^) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2016.06.28 16:07:42
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